どうも、じゅじゅいちです。武蔵七党の一つ、横山党ゆかりの地を訪ねてみました。
横山党は平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて存在した武蔵七党の一つです。武蔵権守の小野義孝が横山党の始祖です。小野篁の子孫と言われています。武蔵権守に任ぜられた小野義孝は横山の牧と呼ばれたこの地に定住し、小野姓から横山姓に改めました。これが横山姓の始まりだとか。あなたの周りにいる横山さんのルーツはここにあるかも知れません。
横山氏は鎌倉幕府の御家人として活躍しましたが和田合戦の際、侍所別当の和田義盛に加担して滅亡します。このあと北条義時が侍所、政所を抑えて北条氏の執権政治が確立していくこととなります。

八王子市にある八幡八雲神社です。旧郷社。八幡神社と八雲神社を合祀した神社です。2つの神社が対等に合祀されているのは珍しいですね。屋根が独特な形ですが、あれが両神社を表しているんですかね。
八幡神社の祭神は誉田別尊です。小野隆泰(義孝の父)が武蔵国司のときに石清水八幡宮を勧請したのが始まりだとか。
八雲神社の祭神は素盞鳴尊です。もともとは深沢山(八王子城のある山)にあって八王子城の城主である北条氏照が氏神として祀っていました。落城の際に御神体が持ち出され、その後この八幡神社の社内に遷座し八幡神社と棟を並べて社殿を建てたとか。

コロナウイルス対策で柄杓は撤去されていました。

脇にある横山神社。和田合戦の後、この地は政所別当の大江広元に与えられ、横山義孝の御霊を鎮めるために横山神社を創建したとか。

八幡八雲神社から少し北に歩くと妙薬寺があります。真言宗系の単立寺院です。こちらに横山将監小野秀綱の供養塔があり、東京都旧跡に指定されています。
それではまた次の武蔵七党ゆかりの地でお会いしましょう。
コメント