多摩地域ニュースまとめ2025年3月前半号

多摩

米の価格が引き続き上昇しています。農林水産省はこの価格上昇を抑制するため、備蓄米の放出に向けた入札を10日から開始しました。早ければ3月下旬には、スーパーマーケットなどの店舗に商品が並ぶ見込みです。しかし、販売業者はすでに高値で購入した在庫を多く抱えているため、価格が下がるのは4月から5月頃になると予想されています。それでも、昨年の水準には戻らないとの見解も存在します。

米の価格高騰の要因としては、流通する米の絶対量が不足していることや、異業種からの参入者が転売や投機的な目的で大量に購入していることが挙げられます。

放出された備蓄米は買い戻しの条件が設定されていますが、タイミングを誤ると品薄状態が生じる恐れがあります。現在、米の絶対量が不足していることや、物価の高騰によって採算が取れない農家も存在するため、米に関する政策の見直しが求められる時期に来ているのかもしれません。

それでは今回も多摩地域のニュースを見ていきます。

  1. 日の出町議会会議録 令和6年第4回定例会、令和7年第1回臨時会を公開
    1. 令和6年第4回定例会
      1. 森林環境譲与税の活用
      2. 町内人工林の分布面積
      3. 携帯電話基地局
      4. 地区計画移行に反対する内容の要望書
      5. 相続放棄や相続未登記等の影響
      6. 携帯トイレ
      7. トイレトレーラー
      8. 職員のメンタル的な病気の多さ
      9. 事務事業評価の方法をSWOT分析からEBPMへ変更
      10. 町とイオンモールの土地賃貸借契約
    2. 令和7年第1回臨時会
  2. 中央線快速と中央・総武線各停にホームドアを整備
  3. 『地球の歩き方 調布市』が2025年10月に発行決定!
  4. 吉祥寺南病院 品川の法人が事業継承 二次救急機能も受け継ぐ
  5. 多摩地域の8市が一体となりサイクルツーリズムを進める
  6. 里芋廃棄せずコロッケに 東大和市が給食で提供
  7. 福生市、返礼品付きの「ふるさと納税」参入
  8. 東京 調布 「小1の壁」解消 早朝から体育館などを開放へ
  9. 防犯ポータルサイトがリニューアルオープン!
  10. 東京都 キャップ&トレード制度 第三計画期間4年度目においても対象事業所の排出量の大幅削減が継続
  11. 「とうきょう特産食材使用店ガイド2025」を発行
  12. ケアタクシー・民間救急「絆」を開業
  13. 京王よみうりランド駅の駅メロ「闘魂こめて」に
  14. 東京都議選、自民党都連4選挙区で公認候補公募も応募者ゼロ
  15. 小金井市の白井亨市長、「公約の撤回」を撤回
  16. 西武鉄道1 1駅で窓口対応を終了
  17. 3月後半以降のイベント・ピックアップ
    1. ご当地グルメと八王子ナポリタン祭 Vol,2
    2. サクラ・スプリング・フェスティバル2025
    3. 横田基地日米友好祭
  18. 編集後記

日の出町議会会議録 令和6年第4回定例会、令和7年第1回臨時会を公開

日の出町議会会議録

萩原議員が攻めの質問、そして東議員が町長選に向けて議長を辞職、さらに議員辞職。町長選挙は3月23日です。

令和6年第4回定例会

森林環境譲与税の活用

林地台帳制度による森林クラウドシステムの負担金、森林経営管理制度協議会、多摩の森活性化プロジェクト協議会など、各協議会への負担金や、森林管理巡視業務委託、林道維持作業業務委託など、山林の状況を把握するための調査業務から林道の軽微な維持修繕を行う業務に充てているほか、本年度は、新たにナラ枯れ対策事業補助金や林班案内看板交換委託へ充当し、残りは、次年度以降の森林整備に要する事業経費として基金積み立てている。

町内人工林の分布面積

町内人工林の分布面積(町、都、国、民間)について、町内の森林面積は1,903.93ヘクタールとなっており、うち人工林は1,503.37ヘクタールで、人工林率は79%となっている。人工林の内訳については、国有林はなく、都有林が12.24ヘクタール、町有林が116.25ヘクタール、私有林が1,374.88ヘクタールとなっている。

携帯電話基地局

日の出山下山時に怪我をしてしまい、滝本まで降りてきたが電波がなかったり微弱だったりで救急車を呼べない問題がある。近隣住民に助けを求めてつるつる温泉やバス停まで送ることもある。

携帯電話基地局は、原則として民間主導により整備を行うもの。採算の取れない地域、地理的に条件が不利な地域にはなかなか整備がされない。そういった場合、地方公共団体が基地局整備を行う場合もあるが、鉄塔などの設置工事は高額となる。

地区計画移行に反対する内容の要望書

日の出団地における建築協定から地区計画への移行については住民の意見調査で97%以上の賛成を得たが、当時の議員3名の連名で地区計画移行に反対する内容の要望書を町に提出していた。

相続放棄や相続未登記等の影響

固定資産税と都市計画税を合わせると、年間約15億円程度の税収。これは町税全体に対しての割合は約半分を占めている。さらにこの2つの税金は景気に左右されずに安定性がある。相続放棄や相続未登記等により、一時的あるいは見通しのつかない長期間にわたり賦課徴収できないことは税収面において痛手となることが予測される。

携帯トイレ

現在、携帯トイレは、既設の便座等に被せて使う、いわゆる便袋のタイプを7,400枚備蓄。なお、町はこれ以外に簡易トイレとしてバッテリー式の電動熱圧着トイレを12機(こちらの専用フィルムは約600回分)、そしてマンホールトイレを町内小中学校5か所に計42基整備している。

現在の日の出町地域防災計画で見込む最大の避難者想定数1,631人が、1日5回使用したと仮定した場合、8,155回となり、約1日分のみの備蓄数となる。

トイレトレーラー

トイレトレーラーの整備の検討について、購入にあたり、約2,600万円と非常に高価なものであり、何より保管場所の確保やナンバープレートの取得により車検等の維持費、牽引車両の免許取得など考慮しなければならないことや、町で整備したマンホールトイレが使えなくなるような道路の陥没等崩壊が発生する事態では、トイレトレーラーの移動が困難であるという課題がある。

職員のメンタル的な病気の多さ

精神的な、メンタル的な病気が多いのではないかというのは、産業医の先生から指摘はされている。日の出町の規模だと1人で1業務の担当という場合が多くなる。それが負担になっているのではないのかということを、産業医の先生からは指摘をされている。

病気で休まれる方は本当に個々いろいろな理由があって、職場がということだけではなくて家庭がということもあって、そういうことをいろいろ突き詰めていくと、職場だけはどうにもならないこともある。

事務事業評価の方法をSWOT分析からEBPMへ変更

SWOT分析導入後3年が経過したが、「強み」「弱み」等の区分や分析について、作成者の習熟度に差が見受けられること、事業数が多く、そのチェックが十分に行えないこと、作成することに多くの時間を割かれること、その分析から見直しにつながるケースが見受けられないことが上げられ、成果に疑問があったことから、SWOT分析の欄を事務事業評価シートから削除した。

今回、予算編成方針の中にEBPMの文言を加えたことについては、あくまで予算要求に際して、客観的なデータ(エビデンス)に基づき予算要求をしてもらうことで、限られた予算を合理的に配分したいという趣旨で編成方針にうたったもの。また、現在、必要な情報がまだまだデータ化されておらず、EBPMの環境としては整っていないとも感じている部分もあり、データ化を推進しなければならないというメッセージを含めて掲げた。

町とイオンモールの土地賃貸借契約

町とイオンモールの土地賃貸借契約については、平成19年(2007年)1月に平成19年1月21日から平成39年(2027年)1月20日までの20年間の契約期間として事業用定期借地契約を締結し、さらに10年延長となる合意書も締結しており、実質的には令和19年(2037年)1月20日の30年間の契約期間となっている。

イオンモール日の出の損益状況等はグループ内でも良好な評価を得ているというという話を伺っている。

今度八王子に作られるイオンについては、イオンモール日の出とはかなり業態というか形態というかが違うもの。このためイオンモール日の出とは競合しない。

令和7年第1回臨時会

東さんが令和7年1月23日をもって議長を辞職。議長の選挙が行われた。

平野:12票
嘉倉:1票
萩原:1票

平野さんは2回目の議長。地方自治法では議長の任期は議員の任期と同じ4年だけど、慣例で2年のところがほとんどだし、中には1年というところもある。平野さんは前回星野さんのピンチヒッター的な感じで1年しかやってない。9月でチェンジするのか、さらに2年やるのか。

2年前も嘉倉さんと萩原さんに1票ずつ入ってたんだよね。萩原さんは本人だろうか。嘉倉さんは不明すぎる。

日の出町議会の議長って3期目以降の自民会派から出すイメージだけど、川脇さんは通常選挙2回と補選1回当選だからまだなのか。それとも他に理由があるのか。

中央線快速と中央・総武線各停にホームドアを整備

ついに!中央線快速&中央・総武線各停にホームドア、2028年度末までに都内53駅129番線で整備 JR東日本

多摩地域は
【中央線快速】吉祥寺、三鷹、武蔵境、東小金井、武蔵小金井、国分寺、西国分寺、西八王子
【中央線・総武線各駅停車】吉祥寺、三鷹
【青梅線】立川、西立川
【横浜線】相原、八王子みなみ野、片倉、町田

原則では、ホームドアの整備費は鉄道事業者と国、沿線の区市町村で3分の1ずつ負担となっているが、都は2014年度から区市町村分の半額(6分の1)を補助してきた。2025年度から東京都はホームドア設置にかかる整備費の補助制度を拡充させ、区市町村分全額を直接補助する仕組みを導入する。2028年度に整備率約6割の目標の達成を目指している。

『地球の歩き方 調布市』が2025年10月に発行決定!

『地球の歩き方 調布市』が2025年10月に発行決定!創刊記念アンケート&プレゼントキャンペーン実施中

区市町村単位だと世田谷区、北九州市、横浜市に続いて4市目かな。特別区でも政令指定都市でもない、調布市が選ばれた。さらに立川市、八王子市、町田市、府中市、武蔵野市を差し置いて調布市というのも面白い。

吉祥寺南病院 品川の法人が事業継承 二次救急機能も受け継ぐ

吉祥寺南病院 品川の法人が事業継承 二次救急機能も受け継ぐ

昨秋から診療を休止している吉祥寺南病院について、社会医療法人社団東京巨樹の会(品川区)へ事業継承されると発表した。二次救急医療機関や災害拠点連携病院としての機能も受け継がれる予定。都議選でも公約になっていたがついに実現した。

多摩地域の8市が一体となりサイクルツーリズムを進める

町田に「自転車」浸透なるか

多摩地域の8市が4月以降、一体となりサイクルツーリズムを進めていく。8市とは町田・八王子・三鷹・府中・調布・小金井・多摩・稲城。

東京五輪の自転車競技(ロード)のコースを基にする「東京多摩2020レガシーロード」が国土交通省の自転車推進事業におけるモデルルートに指定されたことを受けたことによるもので、自転車を通じた地域間の交流や観光地域づくりが始まる。

里芋廃棄せずコロッケに 東大和市が給食で提供

里芋廃棄せずコロッケに 東大和市が給食で提供 食材の大切さ学ぶ…

東大和市の全市立小中学校の給食で、普段は廃棄されている里芋の「親芋」などを活用した手作りコロッケが提供された。市場に流通するのは主に孫芋で、硬くて味が劣る親芋は廃棄されているが、同市では親芋などをペースト状に処理し、コロッケに加工して給食に出している。

福生市、返礼品付きの「ふるさと納税」参入

「ふるさと納税」苦渋の参入 福生市、多摩で「最遅」25年度から 年間1.3億円税収流出 「東京一極集中」に肩身狭く

福生市は2025年度から返礼品付きの「ふるさと納税」の募集を始めると発表した。加藤市長は「東京一極集中」と言われ、肩身の狭い思いをしていたと語るが、それを福生市が感じる必要あるのかとは思うが。

「ふるさと納税」自体に参加してない自治体は東京都と、以前に返礼品の基準に違反し除外された兵庫県洲本市の2自治体のみ。東京23区で「返礼品」に参加しない自治体は練馬区と江戸川区のみ。返礼品購入費や募集サイトの手数料などの経費がかさみ、寄付の半分近くが公共サービスに使われていないという問題もある。

東京 調布 「小1の壁」解消 早朝から体育館などを開放へ

東京 調布 「小1の壁」解消 早朝から体育館などを開放へ

「小1の壁」を解消するため5月上旬から市内の小学校4校で、通常の登校時間より45分早い午前7時半から空調設備のある体育館や図書室などを開放する取り組みを始める。教員の長時間労働につながらないよう、各学校には地域などから募集する見守りのためのスタッフを3人配置する。

八王子市や三鷹市でも朝の校庭を開放したりと「小1の壁」解消に向けて取り組みが進んでいる。

防犯ポータルサイトがリニューアルオープン!

防犯ボランティアの皆様に親しまれてきた防犯ポータルサイトがリニューアルオープン!

過去3年の町名単位、月単位の犯罪種別ごとの件数がマップ上に表示されて便利。特殊詐欺、交通事故、声かけも表示される。

東京都 キャップ&トレード制度 第三計画期間4年度目においても対象事業所の排出量の大幅削減が継続

東京都 キャップ&トレード制度 第三計画期間4年度目においても対象事業所の排出量の大幅削減が継続

新たに開発される「GLP昭島プロジェクト」は室効果ガスを年間178万トン排出するということで、増える部分も多いんだよね。

「とうきょう特産食材使用店ガイド2025」を発行

「とうきょう特産食材使用店ガイド2025」を発行します!

東京産食材を使用している都内飲食店を「とうきょう特産食材使用店」として登録し、紹介している。

ケアタクシー・民間救急「絆」を開業

救急救命士の経験生かし ケアタク・民間救急の「絆」開業

車椅子やストレッチャーに乗った状態で病院に行きたい、持病をケアしながら遠方を旅行したいといった緊急性は低いが重要な搬送ニーズに対応する。

京王よみうりランド駅の駅メロ「闘魂こめて」に

「闘魂こめて」 あすから駅メロ 京王よみうりランド駅

京王よみうりランド駅メロが3月1日から読売巨人軍の球団歌「闘魂こめて」に変更される。3月1日に巨人軍の新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」が開業するのを記念して。

東京都議選、自民党都連4選挙区で公認候補公募も応募者ゼロ

東京都議選、自民党都連4選挙区で公認候補公募も応募者ゼロ…パーティー収入不記載問題が影響か

立川市、青梅市、昭島市、小金井市の4選挙区では、出馬を目指す地元の市議らが見当たらず、都連は同31日~2月14日に公募を実施。しかし、締め切り日までに応募はなく、現在も地元市議らが候補者探しを続けているが、擁立のめどは立っていない。

青梅市、昭島市、小金井市は定数1で、2回連続で自民候補が落選している。立川市は定数2で自民もずっと当選しているので、さすがに出馬すれば当選しそうだが。ただし立川市では市長選と衆院選選挙区で自民が落選しているので支援体制も弱そう。武蔵野市もそうだけど、変わるときは市長・都議・衆院議員がガラッと変わるのが怖いところ。

小金井市の白井亨市長、「公約の撤回」を撤回

小金井市の白井亨市長、「公約の撤回」を撤回… 都道整備の見直し訴え当選→容認→「再整理する」

「小金井3・4・11号線」について都に中止・見直しを求めるとして初当選。2月に整備を容認する発言をして公約を撤回していたが、3月になってさらにそれを撤回した。

この道路は小金井市だけの問題ではない。小金井3・4・1号線及び3・4・11号線ほかは、東京都と小金井市を含む区市などで策定した第四次事業化計画の優先整備路線に位置付けられていて、東京都が施行する路線として選定されている。府中市の高野市長は、小金井3・4・11号線は府中3・4・16号線と一体で整備されることで、様々な整備効果が期待されるものであり、計画どおり整備を進めていただく必要がある旨の見解を示している。

西武鉄道1 1駅で窓口対応を終了

西武鉄道1 1駅で窓口対応を終了 国分寺線・鷹の台駅もインターホン対応へ

労働力不足が加速していることへの対応。

3月後半以降のイベント・ピックアップ

ご当地グルメと八王子ナポリタン祭 Vol,2

ご当地グルメと八王子ナポリタン祭 Vol,2

3月16日(日) 12:00-17:00@えきまえテラス

サクラ・スプリング・フェスティバル2025

サクラ・スプリング・フェスティバル2025

3月29日(土) 11:00-16:30@横田基地

横田基地日米友好祭

横田基地日米友好祭

5月17日(土)-18日(日)@横田基地

編集後記

3月4日から5日にかけて、さらに8日にも雪が降りました。幸いにも大きな影響はありませんでしたが、青梅と奥多摩の間では電車が運休となりました。

明日以降は再び寒い日が続く見込みですが、下旬には桜が開花し、満開を迎え、各地でさくら祭りも行われます。寒暖差があるため、体調管理には十分注意しましょう。それでは!

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