こんにちは、じゅじゅいちです。
奥多摩湖に行ってきました。正式名称は小河内貯水池です。ここから下流が多摩川です。源流は山梨県と埼玉県の境にある笠取山で、上流から一之瀬川、丹波川と名前を変え、小河内ダムから下流が多摩川と呼ばれます。大正15年に小河内村にダムを建造することが決定し、第二次世界大戦で一時建設工事が中断しましたが、昭和32年に竣工しました。
ダム建設にあたって小河内村の945世帯、約6000人が移転を余儀なくされました。昭和26年には解村式が行われ、昭和30年に氷川町、古里村と合併し奥多摩町となりました。そして昭和32年に旧小河内村の集落のほとんどが水没しました。
奥多摩駅からバスで「奥多摩湖」下車ですぐ目の前です。途中多くのトンネルがありますが、ダム建設にあたって作られたそうです。

先日訪れた多摩湖と同様に奥多摩湖もダム湖百選に選ばれています。

山々と湖の景色が最高です。

湖面に映る山。

高さ149メートル。

展望塔。3Fから見るダムが絶景です。

2Fにはジオラマとダムの歴史が書かれたパネルが展示されています。

慰霊碑。ダム建設工事で87名の方々が亡くなられたそうです。

谷側。

バス停の前に「奥多摩水と緑のふれあい館」があります。奥多摩の歴史やダムの歴史などが展示されています。

小河内ダムカレー。日本ダムカレー協会によると2009年ころから全国的にダムカレーが増え始めたとのこと。小河内ダムでも2015年から始めたらしいです。コーンとにんじんでドラム缶橋を、ポテトで展望塔を表現していたりします。1日限定20食だそうですが、間に合ったら是非食べてみてください。

バス停「小河内神社」で下車すると麦山の浮橋、通称ドラム缶橋があります。かつてはドラム缶が使われていましたが、現在はプラスチック製です。この日は水位が低いため通行止めとなっていました。残念。東京都水道局のサイトで発表されているみたいなので事前に確認しておいたほうがいいですね。

立入禁止。

もう一つの目的地、小河内神社。こちらはダムの底に沈んだ小河内村にあった9社12祭神を祀っています。(東京都神社庁のサイトでは十一祭神、小河内神社の石碑では十二祭神となっている)。

拝殿はお賽銭箱のみ。

本殿かな。
ダムは大きくて見ごたえがありますし、水と緑のふれあい館では展示だけでなくレストランもありますので皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。それでは次のダムでお会いしましょう。
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