多摩川中上流域上総層群調査研究シンポジウムに行ってきたよ

多摩

どうも、じゅじゅいちです。多摩川中上流域上総層群調査研究シンポジウムに行ってきました。

主催は多摩川中上流域上総層群調査研究プロジェクト実行委員会です。東京都市町村共同事業(多摩・島しょ広域連携活動助成事業)の助成を受けて実施されています。構成団体は多摩川中上流域の11の自治体(奥多摩町、青梅市、羽村市、福生市、日の出町、あきる野市、瑞穂町、武蔵村山市、昭島市、立川市、日野市)と首都大学東京、駒沢大学、神奈川県立生命の星・地球博物館です。3年間に渡って行われた研究結果の報告会です。会場は羽村市生涯学習センターゆとろぎ小ホールです。

まずプロジェクトの代表である羽村市の並木市長が挨拶。その後自然理地学、古生物学、水文学のそれぞれの立場からの基調講演。

自然理地学は首都大学東京の鈴木毅彦教授の講演。上総層群は300万年前から50万年前に堆積したとか、2007年の渋谷の温泉で起きた爆発事故は地層に天然ガスが溶け込んでいたことから起こったと説明。古生物学は神奈川県立生命の星・地球博物館の樽創主任学芸員の講演。ヒノクジラがマッコウクジラの仲間であると同定するにいたった経緯などを説明。アキシマクジラは知っていましたがヒノクジラは今回初めて知りました。水文学(すいもんがく)は駒沢大学の鈴木秀和准教授の講演。水文学は初めて聞いたのですが水に関する自然現象を対象とした学問だとか。秋留台地で1994年と2017~2019年の水質調査を比較したところ水質が改善されていることが分かったとか。これは農地が年々縮小し、化学肥料の使用が減ったことが関係しているらしいです。

分厚い調査報告書をいただいたのでじっくり読み込んでいきたいです。

それではまた次のシンポジウムでお会いしましょう。

コメント