どうも、じゅじゅいちです。小山田氏ゆかりの地を訪ねてみました。
小山田氏は桓武平氏の一門、坂東平氏の流れで坂東八平氏の一つである秩父氏の一族です。小山田氏の祖は小山田有重(おやまだありしげ)です。有重は小山田荘の別当に任命され小山田城を築き秩父氏から小山田氏に改めたということです。兄の重能が畠山氏の祖となり、子が鎌倉幕府有力御家人の畠山重忠です。有重の子孫の小山田信茂は武田信玄の有力な家臣であり、廿里古戦場や滝山城で後北条氏と戦っています。
小山田有重の三男の重成が稲毛氏の祖となります。立川市に本社があり多摩地域を中心に1都3県に店舗展開するスーパー「いなげや」の名前の由来となっています。いなげや創業者である猿渡浪蔵の出身地一帯を支配していた稲毛重成にあやかって「稲毛屋」とつけたとか(いなげやHPより)。1984年に「稲毛屋」から「いなげや」に社名を変更しました。
今回は町田市にある小山田有重の居城となっていた小山田城と、その支城と見られている小野路城を訪ねてみます。

まずは小野路城跡を目指します。多摩センター駅から多摩モノレール通りを南に40分ほど歩いたところにこんな道がありますのでそこから入っていきました。

浅間神社があります。条件が良ければ富士山が見えるとか。それ故に富士山信仰である浅間神社が建てられたんでしょうね。

西の方。土橋っぽくなっています。

土橋の先に郭っぽいところがあります。

主郭ですね。

主郭に小さな祠があります。中にある棟札に八雲と書かれたものと大口真神と書かれたものがありました。

主郭の周りは土塁っぽくなっています。土塁から下は急斜面。

主郭の下に小町井戸と呼ばれる湧き水があります。小野小町が病にかかった時にこの水で目を洗ったところ全快したという伝説があるとか。

続いて小山田城跡に向かいます。手前に上根神社がありました。下小山田にあった5社を合祀し、1965年に小山田城跡内の南山中に創建したとか。移籍用地を検討していたところ大泉寺と等積交換で合意し、2004年にこちらに移築したとのこと。

曹洞宗の大泉寺。小山田有重の居館跡に創建したとか。

立派な山門。

本堂。

本堂の裏山に小山田城跡がありますが、立入禁止になっています。許可が取れれば見学できるそうですが、うろうろしてても誰も見当たりませんでしたので諦めました。

反対側は切り通しになっていてお墓があります。

お墓からの景色。
それではまた次のお城でお会いしましょう。
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