平山季重ゆかりの地を訪ねる

多摩

こんにちは、じゅじゅいちです。平山季重(すえしげ)ゆかりの地を訪ねてみました。

平山季重は武蔵七党の一つ西党(日奉党)の武士団に属していました。季重は一ノ谷の戦いの際に熊谷直実とともに勇名をはせました。日野市に居館があったと伝えられています。また秋川流域とも関係が深く、あきる野市にある大悲願寺は季重が創建したと伝えられていたり、子孫の平山氏重は檜原城の城主だったりします。

日野市にある平山八幡宮。京王線の平山城址公園駅から浅川を渡ってしばらく歩いたところにあります。祭神は誉田別命。平山季重が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したと伝えられています。

平山城址公園駅の前にある平山季重居館跡です。ここにかつて曹洞宗の大福寺がありました。季重を供養するために建てられたそうですが明治17年に廃寺となりました。

駅から少し歩いたところにある曹洞宗の宗印寺。本尊は聖観世音菩薩。開基は中山照守です。照守の父は中山家範で小田原征伐の際に八王子城で奮戦し勇名をはせました。家範の最期に感銘した徳川家康は照守を召し抱えました。照守は徳川秀忠にも従ったということです。

平山季重のお墓があります。東京都の旧跡に指定されています。もともとは大福寺にお墓がありましたが明治17年に廃寺となり、宗印寺に移されたということです。

林丈太郎の墓碑。七生村平山(現在の日野市平山)生まれで陸稲を品種改良をして「平山」と名付けました。味がよく、干ばつや病気にも強かったとこのと。昭和2年に52歳で他界したそうです。

宗印寺のお墓の裏から平山城址公園を目指していきます。

普通に山道です。

登っていくといい景色が見れるところがあります。ここはまだ住宅地。

いよいよ平山城址公園内に入っていきます。日野市を含む南多摩全般にそうですが、住宅地の少し離れたところに山道があるのが面白いですね。

登りきったところに季重神社があります。昔は日奉明神社と呼ばれ、今でも日奉神社とも呼ばれています。季重が祖先の日奉を祀ったとも、季重を子孫が祀ったものとも言われているそうです。

都立平山城址公園。お城っぽい感じの石垣ですが後世のものでしょう。開園は1980年で、所在地は八王子市堀之内です。全国に堀之内という地名は多くありますが、ほとんどが武士の館があった場所に由来します。

東京薬科大を境に西園と東園に分かれています。

公園全体は整備されていて歩きやすいですが、多摩丘陵の一画にある里山です。ヘビもいたので足元に気をつけてください。

皇太子殿下御結婚記念樹。現在の天皇陛下ですね。下に見えるのが石碑。

椅子やテーブルもあります。

六国台からの眺め。

猿渡の池です。幻想的な感じに撮れました。

城っぽい感じの石垣ですが、何かあったのでしょうか。城址なのですが特に遺構みたいなものは見当たらなかったです。

展望広場からの景色は最高です。

里山なので高低差がありそこそこきついですが、整備されていて歩きやすいです。登山のリハビリにぴったりです。マスクしながら歩くと息苦しいですね。人がいないところでは外しながら歩いていました。

それではまた次の武蔵七党ゆかりの地でお会いしましょう。

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