多摩武蔵野スリバチ地形散歩シーズン18に参加

多摩

どうも、じゅじゅいちです。多摩武蔵野スリバチ地形散歩シーズン18に参加してきました。

多摩武蔵野スリバチ地形散歩は新潮社が運営する新潮講座の一つです。講師は多摩武蔵野スリバチ学会・会長の真貝康之さんです。多摩武蔵野スリバチ学会は東京スリバチ学会の分科会として2014年に設立し、フィールドワークなどで活動しているとか。

シーズン18は4月から6月までの計3回で仙川をテーマに小金井市から三鷹市まで歩くという企画だったのですが、4月と5月は外出自粛のため中止になってしまいました。3回目となる今回は開催でき、武蔵境駅から三鷹駅まで歩きました。真貝さんが先頭に歩き、おそらく新潮社の人と思われる方が最後尾で歩いていました。参加者は12名でうち女性が3名でした。イヤホンを貸してもらい離れていても説明を聞くことができました。

武蔵境駅からすぐのところにある日本獣医生命科学大学。1909(明治42)年に竣工した旧麻布区役所庁舎を1937(昭和12)年にこの地に移築したとか。登録有形文化財だそうです。

杵築大社。祭神は大国主命、事代主命。出雲の杵築大社(現在の出雲大社)を勧請したとか。

境内のイチョウの木の下に三等三角点があります。

富士塚。富士信仰の一つである丸嘉講などにより1881(明治14)年に作られたとか。武蔵野市の史跡です。

頂上にある富士浅間神社。

杵築大社から道路を挟んで反対側にある辨天宮。

隣の駐車場のところまで池があります。

仙川(せんかわ)です。この辺りの仙川は人工的に開削されたそうです。晴天時はほとんど水が流れていません。

水源の森あけぼのふれあい公園です。仙川を親水公園化したとか。

近隣の住宅に浸透桝を設置し、ここから湧き水が流れ出るようにしましたが、まだ出たことがないとか。

井口院(いこういん)の雨乞弥勒。日照り続きのときには秩父・川越方面からも雨乞祈願に来たとか。

井口院本堂。新義真言宗。

大不動尊像。大きい。

福寿殿。八角形の建物で、観音菩薩と七福神が祀られています。

池には大きい鯉が何匹も泳いでいます。

禅林寺にある太宰治のお墓。2日前の6月19日は太宰治の忌日です。玉川上水で入水自殺した後、遺体が見つかった日で、かつ誕生日でもあります。この日を桜桃忌と呼び、毎年多くのファンが訪れるそうです。花がたくさん供えられていますね。

三鷹駅はもともと禅林寺の敷地だったそうです。住民の利便性のために駅を誘致し、寺地を寄付したんだとか。

連雀は南北にまっすぐ続く道が多い。連雀は明暦の大火(1657年)の後に神田連雀町の人たちが移住し(1659年)、この地を開墾したことが始まり。京都に近い方を上、遠い方を下として上連雀村、下連雀村となった。まっすぐな道は整然とした短冊形地割の名残。

さくら通りという通りは斜めになっているのですが、これは玉川上水の分水である品川用水の跡だそうです。戦後に埋め立てられ道路になりました。

太宰治文学サロンです。ここは太宰治も利用していた伊勢元酒店跡です。この近くには山崎富栄の下宿していた「野川家跡」や太宰治が仕事部屋として使っていた「小料理屋千草跡」などもあります。

玉鹿石。この辺りの玉川上水で入水しました。

屋根が草で覆われている草屋。スタジオジブリの事務所だそうです。

犬むすびの松。オオカミの親子が住み着き、田畑を荒らすキツネやタヌキを退治したことから崇めれていたということです。死後、松の下に葬り供養したということです。

それではまた次の多摩武蔵野スリバチ地形散歩でお会いしましょう。

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