日の出町議会議員選挙2023

多摩

8月20日に日の出町議会議員選挙が行われた。

前回の選挙は立候補が定数+1で、住所要件を満たさない人が1人いたので当落的には茶番だった。今回は入れ替わりも多く、30代の候補者もいたのでそれなりに動きがあった。

定数は14人で、6月に行われた立候補予定者説明会には18人が出席したらしいが、最終的に立候補したのは16人となった。

開票結果

当落名前所属現/新
(選挙前)
票数
東  亨自民(推)現8744
縄井 貴代子公明現2741
嘉倉 治公明現6712
木住野 智行自民(推)現1566
玉井 大自民(推)537
濵中 直樹自民(推)現1505.508
濵中 映慈自民(推)現4499.491
大澤 弘子現1440
萩原 隆旦元2339
鈴木 正彦都民327
下向 辰法立民316
平野 隆史自民(推)現4277
川脇 敏徳自民(推)現2235
塙  康平133
牧野 喜代志127
相沢 守120

引退

今回引退したのは青鹿さん(立民・7期)、折田さん(共産・6期)、小玉さん(自民推薦・3期)、中西さん(2期)、清水さん(2期)の5人。

年齢的に予想はしていた。清水さんも一般質問しなくなったからなんとなくね。

自民、立民は後継者を立てたが、共産は立てられなかったようだ。離島を除く東京都で共産の議席がないのは檜原村と日の出町の2町村となった。

中西さんは神出鬼没だな。

現職&後継

東さんは3回連続でトップ当選。9期目に突入。

公明の縄井さんと嘉倉さんの2人は前回より票を伸ばしており大勝利。前回より票数を増やしているのはこの2人と平野さんだけ。特に縄井さんは選挙のたびに票を増やしている。

自民推薦の玉井さんと川脇さんの票数を合計すると772票。前回の加藤さんと小玉さんの合計(403+359=762)と近い。関係あるかどうかは分からないが。

濵中映慈さんは前回より150票近く票を減らした。橋本前町長が亡くなって影響力が低下したとかあるのだろうか。

立民の新人・下向さんは前回の青鹿さんの票315票とほぼ同じ316票獲得している。確実に票を固めたと言ったところか。

平野さんは過去4回中3回が最下位当選だったが今回は若干票数を増やし、下から3番目に格上げ。

萩原さんと大澤さん

元職の萩原さんは前回の町長選に出馬するために議員を辞職したが、町長選は落選となった。今回当選し議員として再出発。現在76歳。

大澤さんは前回の補選で無投票で初当選したので今回が実質初の選挙。440票と意外に多かった。

萩原さんと大澤さんで同じ会派を組むのだろう。

都民ファースト襲来

日の出町で初となる都民ファースト公認の鈴木さんが当選。

西多摩では青梅市、羽村市、奥多摩町、檜原村に次いで日の出町にも都民ファーストが進出した。

無所属新人による熾烈な争い

牧野さん、相沢さん、塙さんの3人は新人で政党とも多分関係なし。牧野さんは70代で、相沢さん、塙さんは30代。

この3人で下位争いをするとは予想していたが、結果は13票差しかない大接戦となった。

塙さんが133票で当選。100票台での当選となった。塙さんは経歴等詳細不明だが、何の後ろ盾もない若い人だと自民会派に取り込まれそう。

牧野さんは北海道七飯町で議員をしていたそうだ。今年の4月に日の出町に引っ越してきてわずか4ヶ月で立候補したが落選。

相沢さんは最下位だが、最下位当選とは13票差である。34歳なので次回出馬してもまだ30代である。

投票率

投票率は49.78%と初めて50%を切った。

前回が53.77%で前々回が61.54%と毎回確実に減っている。

供託金没収点と法定得票数

有効投票総数6619を議員定数14で割った1/10が供託金没収点で約47票。

有効投票総数6619を議員定数14で割った1/4が法定得票数で約118票。

全員が到達している。

今後の議会

会派的に自民7、公明2、立民1、都民1、無所属3。当選3回でそろそろ川脇さんに議長の役が、縄井さんに副議長の役が回ってくるのか。

無所属の大澤さんと萩原さんはおそらく同じ会派になるだろう。塙さんは一人会派になるか、どこかの会派に取り込まれるのか。

2年後の町長選に東さんは出るのか。萩原さんも?

選挙公報から

選挙公報を見ると萩原さんと塙さんが日の出町に多摩モノレールの駅をつくろうとしているが、どのような構想なのか気になりますね。

その他

期日前投票の際に書いていた事由の選択項目がなくなってた。4月からこの項目がなくなったようだ。

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