寒い日が続きますが、皆様風邪などひかれていませんでしょうか。
どうも、じゅじゅいちです。
というわけで最近なぜかサーバー系のお勉強をしておりましてApacheのオライリー本などを読みふけっていましたが、初心者には分かりづらく、睡魔に襲われ、最近は頭がスッキリしていますね(良くも悪くも)。
そんな中、何か実践的な本はないかと探していましたが、ついに発見いたしました。
それが「Linuxサーバー超入門」です。
こちらは私が使っているUbuntuを使って(後半はCentOSですが)、特に事前知識がなくてもサーバーが構築できてしまうという、良くも悪くも詳細を省いた実践本となっております。初心者にとっては手に余る知識よりもとにかく構築できることが楽しさにつながり、その後の勉強にも繋がりますね。
ということで今日はこちらの本からDDNSを使って簡単に自宅サーバー(Ubuntu)をインターネット上に公開する方法をご紹介したいと思います。
なお、サーバーをインターネット上に公開するのは危険が伴うので、各自の責任で実行していただきたいと思います。
1.DDNSに登録する
自宅のパソコンなどで使っているとIPアドレスは一定ではありませんね。これではドメイン名とIPアドレスが結びつかないのですが、DDNS(ダイナミックDNS)はこれを解決してくれます。DDNSは動的にIPとドメイン名を結びつけてくれます。しかも無料で使用できるところもあるのでサクッと公開したい場合は有用ですね。
ここではMyDNS.JPを使いたいと思います。サイトメニューの”JOIN US”からユーザー登録ができます。
子IDはわからなければ0のままで良いです。ここで項目を埋めて登録すると、IDとパスワードが記載されたメールが届きます。 IDとパスワードでさっそくログインしていただいて、メニューの”DOMAIN INFO”をクリックします。
ここで好きなドメイン名を入力します。
無料でつかえるドメイン名は”HOW TO USE“の”STEP 2. Choice DOMAIN”に記載されているのでここから好きなものをお選びください。
入力してCHECKを押し確認後、登録が完了します。
2.IPアドレスをDDNSに通知する
さて、自宅サーバーのIPアドレスをDDNSに通知しなくてはなりません。そこでfetchmailを使いメールを送信します。まずはインストール。
sudo apt-get update sudo apt-get install fetchmail
設定ファイルを作成します。
sudo vi ~/.fetchmailrc
.fetchmailrcの設定値です。IDパスワード、Linuxのアカウント部分は変えてください。
defaults protocol pop3 user mydns123456 password password123 is linuxaccount1 here
権限変更、動作確認
sudo chmod 710 ~/.fetchmailrc fetchmail
cronで定期的にメール送信します。
crontab -e
cron設定
0 * * * * /usr/bin/fetchmail -f $HOME/.fetchmailrc 1> /dev/null 2>&1
nsloopupで確認してみてください。
nslookup server.jp
3.最低限のセキュリティを施す
Ubuntuで標準インストールされているファイアウォールufwを使います。 ufwを有効にします
sudo ufw enable
有効にすると全部弾かれるので、許可するものを指定していきます
sudo ufw allow http
確認します
sudo ufw status
4.ルータの設定
インターネットからルーターを通して自宅サーバーにアクセスするためにルーターの設定をおこないます。ルーターは製品によって設定が異なるので各自調べてください。
ルーターの設定はブラウザからルーターのURL(192.168.0.1とか?)を打ち込めば設定画面が表示されると思います。開放するポート(HTTP:TCPポート80)と、宛先アドレス(LAN側のサーバーIPアドレス)を設定すればよいと思います。
5.ドメイン名でアクセス
それではDDNSで設定したドメイン名でアクセスしてください。アクセスされましたね。しっかりとセキュリティの設定をするまでは確認が終わったらルーターの設定を消しておけばいいと思います。
この本ではそのほかにもセキュリティや、その他のソフトのインストールなどが数多く掲載されていますので、初心者の方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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