皇居一般参観してきた

23区

皇居一般参観してきた。

皇居一般参観はガイドの案内とともに皇居内の宮殿などが無料で参観できる。日曜・月曜・祝日以外はほぼ毎日、午前と午後の1日2回行われている。所要時間は1時間15分ほどとなっている。

現在各回240人までで、うち100人が事前申請、140人が当日受付枠となっている。ネットでも予約はできるが、すぐに枠が埋まってしまうようだ。

赤レンガ駅舎の東京駅。ここから当日受付場所の桔梗門前へ向かう。

皇居付近の地図。大まかに皇居東御苑、皇居外苑、北の丸公園、そして御所や宮殿などがあるエリアに別れている。

皇居東御苑は手荷物検査があるが、皇居外苑と北の丸公園は自由に出入りできる。後で行ってみる。

桜田巽櫓。巽(たつみ)というのは本丸から見て辰巳(東南)の方角にあるのでこの名前がついている。

ちなみに戌亥(北西)の方角には乾門(いぬいもん)もある。

東京駅から徒歩10分程度で桔梗門前に到着。

9時から整理券配布だが、20分前に到着した。

並びはほぼ外国人だった。外国人比率は2006年までは1割に満たなかったが、次第に増え続けコロナ前の2019年には5割を超えるまでに至っている。コロナ禍で減少したがまた徐々に盛り返しているようだ。

本人確認ができる証明書の提示と検温を実施し、整理券をもらう。整理券の裏面は参観申込書となっていて名前、都道府県、電話番号、生年月日、年齢、性別などを書く欄がある。入場時でも書けるが、筆記用具を持っていれば事前に書けてスムーズに入場できる。

9時30分に再集合し、首掛けの通行許可証をもらう。この時点で整理券を持ってない人は参加できなかったようだ。

桔梗門を入り窓明館というところで荷物検査がある。1人だけ退場させられていた人がいたが何だったのだろう。窓明館は売店もあり、皇居のお土産を買うことができる。

ガイドは日本語だけでなく、英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語もあり、言語ごとのグループに分かれて参観する形になっている。

時系列は前後するが、整理券をもらってから集合時間まで時間があったので近くのスタバに行ってきた。皇居外苑 和田倉噴水公園店。和田倉門の近くにある。

かつてこの辺りは東京湾の入江に面していたとか。江戸時代の初期に海面が埋め立てられ、江戸城へ生活物資を運ぶための荷揚場や倉庫が置かれるなど、道三堀を利用した海上輸送の拠点になっていたという。

人生初スタバです。アイス抹茶ティーラテ(500円)を注文。甘みと渋みのバランスが最高だった。

再集合し、いよいよ桔梗門から入っていく。

富士見櫓。天守閣とともに明暦の大火で焼失。富士見櫓は2年後に再建されたが、天守閣は復旧されなかったので、富士見櫓が天守閣の代用になったと伝わっている。どこから見ても同じ形に見えるため八方正面の櫓とも呼ばれた。

宮内庁庁舎。1935年に建築され、1952年10月から1969年3月まで庁舎3階は仮宮殿として使用されていた。

坂下門。

富士見櫓とビル群。

宮殿の長和殿。手前が宮殿東庭。

かつて明治宮殿があったが、第二次世界大戦の空襲にあい焼失。1968年に新宮殿が完成するまでは、さきほどの宮内庁庁舎が仮宮殿として使用されていた。

正門鉄橋。かつて上下二重構造だったことから二重橋とも呼ばれる。現在の橋は1964年に架け替えられたもの。

正門石橋。その形から眼鏡橋とも呼ばれる。

伏見櫓。寛永五年(1628年)に京都伏見城から移築したものと伝えられている。

現在残されている櫓は桜田巽櫓、富士見櫓、伏見櫓の3つのみ。

再び宮殿へ。一般参賀では2万人が一度に入れるのだとか。

地面に無数の傷があるが、これは馬車でここを通るときについた蹄鉄の跡らしい。

長和殿の南車寄。外国の国賓など主賓の方が利用する玄関。

たまたま映り込んでしまったが、右の方が案内してくれた人。

長和殿。新年一般参賀で天皇陛下が手を振るところ。テレビで見ると高い位置に見えるが、実際は3.4mとなっている。一般人の頭の上から撮るようにしているために高く見えるのだとか。

若松の葉をかたどった照明塔で「松の塔」と呼ばれる。

長和殿の北車寄。国内の賓客が利用する玄関。

蓮池濠。

再び富士見櫓。出っ張ったところの下が開くようになっていて、敵が来た時にそこから石を落とせるようにしたとか。

窓明館には売店がある。ブックマーカー(800円)を購入。

「江戸城の昔と今」(400円)と「皇居絵地図」(50円)は皇居東御苑で購入したもの。

ガイドの案内付きで皇居を見て回れるという貴重な体験ができた。また別の季節にも来てみたい。

それでは。

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