どうも、じゅじゅいちです。
深大寺に行ってきました。東京では浅草寺に次ぐ古寺ということで多摩地域では一番古いお寺ということですね。寺格は別格本山で、本尊は阿弥陀如来像です。
奈良時代の733年に開創し当初は法相宗のお寺でした。平安時代に武蔵の国司が反乱をおこし、この降伏を祈念するために比叡山の恵亮和尚が深大寺で逆賊降伏の密教修法を行ったそうです。これを機に天台宗に改宗し東国第一の密教道場となったとのことです。密教と言えば真言宗ですが、天台宗も関わっています。というか天台宗は幅広くやっていて総合仏教とか言われていますね。鎌倉仏教になると阿弥陀信仰の浄土宗・浄土真宗、禅の臨済宗・曹洞宗、法華経の日蓮宗などと特化していくわけですが。
場所は調布市です。調布駅からバスで行きます。「深大寺」か「深大寺小学校前」で降りてすぐです。

山門です。度々あった火災からも逃れた、深大寺の中で一番古い建造物です。

本堂です。こちらに阿弥陀如来像が安置してあるそうです。

元三大師堂です。第18代天台座主であり、比叡山延暦寺の中興の祖元三大師の像を安置してあるそうです。命日が正月三日であることから通称元三大師と言われていますが、名前は良源です。また、おみくじの創始者であると言われています。

釈迦堂です。ここで国宝の釈迦如来像(白鳳仏)を見ることができます。東日本最古の国宝仏だそうです。拝観料300円也。2017年に国宝に指定されたばかりです。1月のみ同時に毘沙門天像も見ることができます。撮影禁止なので写真はありません。

南門のあたりになぜかピースポールもありました。

開山堂です。お寺を創立した満功上人と、天台宗になって最初の契惠亮和尚の尊像が祀ってあるそうです。

不動の滝です。「東京の名湧水57選」にも選ばれています。

普通のお守りもありましたが降魔札に厨二心をくすぐられたので買ってしまいました。500円也。降魔札を玄関の外、利生札を内側に貼ればあらゆる災難から逃れられ、家の中を守ってくださるという凄いヤツです。利生札は元三大師が33人描かれていますが、これは観音様が人を救うときに33の姿に化身するところに由来しているようです。

北門を出たあたりに深山茶屋というお店を見かけて、座席とお腹が空いていたので入ってみました。かけそばをいただきました。700円也。麺はコシがあり、つゆは濃い目でした。このあたりは米の生産に向かず蕎麦を生産して深大寺に献上していたそうです。寺では蕎麦で来客をもてなしたところから深大寺そばとして有名になったということです。

深大寺水車館の水車です。下の影は私のです。寺の周りをウロウロしてたら見つけました。入場無料です。
皆様も多摩地域屈指の古寺に参拝してみてはいかがでしょうか。それではまた次のお寺でお会いしましょう。
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