横田基地日米友好祭2019に行ってきたよ

多摩

こんにちは、じゅじゅいちです。

横田基地日米友好祭2019に行ってきました。

横田基地は1940(昭和15)年4月に旧日本陸軍立川飛行場の附属施設として設置されました。当時は多摩飛行場という名称でした。終戦後の1945(昭和20)年9月6日に米軍に接収され、1年後の1946(昭和21)年8月15日に正式に横田基地として開設されました。1955(昭和30)年には滑走路及びオーバーランの延長が決定され、1960(昭和35)年までにほぼ現在の規模になったということです。1974(昭和49)年には府中空軍施設から「在日米軍司令部」及び「第5空軍司令部」が移転してきました。在日米軍司令部とは日本における米軍の軍事関係者代表です。

横田基地の名前の由来は米軍極東地図局が作成した地図に「YOKOTA」があり飛行場の近くだったことからつけられたそうです。「横田」は武蔵村山市の地名です。明治まで横田村が存在していましたが合併して現在は地名は消滅してしまいました。現在の武蔵村山市本町三~五丁目辺りだそうです。

横田基地は福生市、立川市、昭島市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の5市1町にまたがっています。横田基地の46.5%は福生市にあり、福生市の32.6%は横田基地に占められています。このため福生市には固定資産税の代替的な意味をもつ基地交付金が約16億円、一般財源として交付されています。施設の防音対策などの補助金と合わせると約30億円になります。福生市の一般会計歳入決算額が約265億円なので約11%に相当します (いずれも平成29年度) 。

  • 「福生市と横田基地」 東京都福生市
  • 東京都福生市公式ホームページ

最寄り駅は牛浜駅です。この駅は飛行場関係者のために1944(昭和19)年に開設されました。牛浜駅から拝島方面に行くと五日市街道に出ますのでそのまま東に行くと第5ゲートに到着します。もともと五日市街道はこのまままっすぐ東に伸びていたのですが、基地が拡張されたことにより分断されました。現在の五日市街道は基地の南側を迂回するルートになっています。

基地のために迂回しているのは道路ばかりではありません。横田基地を中心とした1都9県(東京、神奈川、埼玉、群馬、栃木、新潟、長野、山梨、静岡、福島)の高度約2450mから約7000mの6段階の高度区分で立体的に設定されている空域は「横田空域」と呼ばれ、この空域の航空管制は米軍がおこなっています。民間機も申請すれば通過できますが、手続きが複雑なためこの空域を避けているようです。なので羽田空港から関西などに向かう場合は離陸後に東京湾の上空を急旋回・急上昇して高度を十分に上げてから横田空域を飛び越えるそうです。また着陸は横田空域の南を迂回しています。米軍は横田空域を自由に使うことができるため、低空飛行訓練をしており騒音や落下物が問題となっています。2018(平成30)年4月10日に羽村市立羽村第三中学校のテニスコートにパラシュートの一部が落下したのは記憶に新しいです。来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて国際線増便のために新たに羽田新ルートが設定され、一部が横田空域を通過します。当初米軍は難色を示していましたが、オリンピック運営のために通過旅客機に対して日本の管制を認めてもらったということです。2020(令和2)年3月29日から運用を開始するとのことです。

  • 「横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁」 吉田敏浩
  • 「地図でたどる多摩の街道」 今尾恵介

ゲート前は日本の警察が誘導していました。ゲートをくぐるとまず写真付身分証明書の提示が求められます。運転免許証で可です。友好祭のWEBサイトには暗証番号もご確認くださいと書かれていたので、ついに登録した暗証番号を使うときが来たのかと思いましたが、ただ免許証を見せるだけで済みました。次に荷物チェックです。危険物の持ち込みは禁止です。土曜の9時半ごろに到着しましたが、そこまで混んでいるという感じではなかったですね。

格納庫ステージです。ここでライブやダンスなどが行われていました。

屋外ステージです。

かっこいい戦闘機。ソフトグライダー思い出した。戦闘機の知識はありません。

話題のオスプレイ。

人道支援や自然災害救援など広範囲の任務を担うとか。

コックピット。中には入れませんでしたが、見ることはできます。

無骨な機内。いいですね。

オスプレイ後部には機関銃もついてます。

航空自衛隊機も展示されています。

エクステンダー。主要任務は空中給油だそうです。かなり並んでいて中に入れるまで1時間半ほどかかりました。当日は曇りで涼しかったのですが、晴れていると日差しがヤバそうですね。暑さ対策が必要です。

タラップから滑走路の北側を見たところ。横方向に並んでいますが、そこまでが観覧エリア。縦方向の並びはエクステンダーの待機列です。誰も列を管理していませんが、整然と並んでいますね。

コックピットにも座れます。

メーターがいっぱい。

機内は広い。

下へ向かう階段。

こっちにもコックピットっぽいのが。機体後方に向けて窓がついています。

“374 CES Steak House”のSteak Set 1,500円。普通に英語しか話せそうにない人が受付をしてたのでどうしようかと思いましたが、なんとかなりました。うまし。基本的に地面に座る感じなのでレジャーシートがあると便利。

飛び立つ所。

空挺降下。

滑走路はとにかく広くて開放感あるし、各種飛行機の展示、ライブ、アメリカンなステーキなど非日常が楽しかったですね。日曜日には花火も打ち上げられたそうです。それではまた来年の横田基地日米友好祭でお会いしましょう。

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