どうも、じゅじゅいちです。八王子市にある片倉城跡に行ってきました。
片倉城は都指定史跡です。小比企丘陵の東の先端に位置し、丘陵北側の斜面下には湧水が湧き出し池や湿地を形成していて、それらを天然の要塞として活かした城郭です。扇谷上杉氏の家臣だった長井氏によって築城されたと言われていますが確かなことは分からないそうです。

公園化されています。最寄り駅は片倉駅で国道16号沿いに入り口があります。

案内図。下が北です。

池があります。

水車小屋もあります。このように城の北側は湿地になっています。

住吉神社に向かう男坂。

住吉神社。祭神は上筒男命、中筒男命、底筒男命。神社の由緒によれば片倉城主の長井道広が1372年に城の鎮守として摂津国の住吉大社を勧請したとのこと。急傾斜の上に本丸があり、ここは腰曲輪と推測されます。

1851年に片倉に住んでいた川幡元右衛門泰吉とその門人が「数学の実力がつきますように」という祈願された算額が奉納されています。現在奉納されているのは昭和62年に復元されたものです。数学が得意な方は解いてみてください。

神社の裏の道から登ると二の丸に到着。とても広いです。

西側は平坦ですが、空堀で遮断されています。現在は畑になっています。

北側には案内図で「休憩広場」となっているところがあります。

手前が「休憩広場」で、向こうが二の丸。

南側には大手口があります。

両側は空堀です。土橋ですね。

二の丸は空堀で囲われています。

二の丸の西側の方が堀が深いですね。

二の丸から本丸に架かる橋。

横から見たところ。浅い堀切ですが当時はもっと深かったと思われます。

本丸。二の丸の半分くらいの広さといったところ。北側は急斜面で下に住吉神社があります。特に石碑などはありません。

二の丸から西側に歩いていくと畑の北側に整備されたところがあります。

さらに進むと「片倉つどいの森公園」があります。周囲より小高くなっていて眺めが良いです。富士山がよく見えます。

「つどいの池」と呼ばれている調整池。手前は森のステージ。
広い曲輪と下には湿地で深大寺城に似てますね。それではまた次のお城でお会いしましょう。
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