どうも、じゅじゅいちです。府中市にある武蔵府中熊野神社古墳に行ってきました。
武蔵府中熊野神社古墳は上円下方墳という珍しい古墳です。7世紀中頃の飛鳥時代に造られたと見られています。誰が埋葬されていたか不明ですが、太刀の一部と見られる鞘尻金具が出土しており、そこに七曜文が描かれていて武蔵国を代表する人のお墓と見られています。この後、武蔵国の国府がこの辺りにできたこととの関連も指摘されています。

西府駅から8分程度で熊野神社に到着。古墳は神社の境内にあります。

祭神はスサノオノミコト。本殿と拝殿は市の文化財に指定されています。

本殿の後ろに古墳があります。全面が河原石で覆われています。古墳の中心軸が真北より西に7度傾いており、これは磁北に近い方向だそうです。受付の人が言っていましたが国の史跡に指定されたからこそ、このように復元できたということです。お金がかかりますからね。

反対側(北側)から見たところ。こちらにも鳥居があります。

西側から見たところ。こちらが一番全体を見やすいですね。

展示館がすぐ隣にあります。入館無料です。地面の丸っこい舗装は上円下方墳を平面的に表しているそうです。窓がカーブを描いていますが、あれは古墳を立体的に表しているそうです。展示室には古墳の詳しい説明プレートや映像があります。

石室復元展示室。古墳の中を再現したものです。受付の人に言うとヘルメットと懐中電灯を貸してくれます。手前から前室、後室、玄室の3つの部屋に別れていて奥に向かって高く広くなっていました。特に何があるわけでもないですが古墳の中の感じが分かります。
それではまた次の古墳でお会いしましょう。
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