1月28日から中国では春節の大型連休に入り、前後を含めた40日間で、のべ90億人が移動するとみられています。海外旅行先として最も多いのは日本という調査結果もあるようです。
2024年の訪日客数はコロナ前を上回り過去最高となりました。消費額も過去最高となっています。多摩地域でもガイドブックやホームページで観光案内を外国語表記するなどインバウンドへの取り組みが進んでいます。
インバウンド需要拡大による雇用創出など地域活性化にもつながる一方で、地元住民の生活に影響を与えるオーバーツーリズムも問題となっています。日本の文化やルールを周知したり、観光客と地元住民をゾーニングするなどの対策が必要となります。
地元の文化や生活環境を守りながら、インバウンドが地域経済発展につながれば良いですね。
それでは今回も多摩地域のニュースを見ていきます。
- 石丸伸二氏が地域政党「再生の道」設立
- 都議会自民「裏金」問題
- 稲城市に「ジャイアンツタウンスタジアム」がいよいよ3月1日に開業!
- 八王子市とJR東日本がふるさと納税でコラボ
- 町田市在住の矢島聖蘭さん競技かるた「クイーン」に
- 秋川渓谷瀬音の湯が「温泉総選挙2024」の関東エリア美肌部門1位に
- あきる野に自動車教習所開業
- 国分寺市役所にて警備ロボット「SQ-2(エスキューツー)」の本格稼働を開始
- 「平和首長会議」国内総会 東京 武蔵野市で初開催
- 多摩地域のインバウンドガイド養成講座
- 梅ヶ谷トンネル開通による効果
- 日の出町役場で停電
- 都立高の志望率、31年ぶりの6割台に
- 豪華寝台客車の移送聞きつけ“撮り鉄”100人集結
- なぜ多摩川中流に川霧
- 京王電鉄・都村社長 多摩地域再開発で活気生まれる 外国人客増加で最高益見込み
- 八王子市・初宿市長 リニア新幹線開通で発展の契機に トップセールスで企業誘致狙う
- 御岳山PR 客層開拓へ
- 日の出町議会会議録、令和6年第3回定例会、予算決算常任委員会を公開
- 2月以降のイベント・ピックアップ
- 編集後記
石丸伸二氏が地域政党「再生の道」設立
なぜ「政策は出さない」? 「他党と掛け持ちOK」とは? 石丸伸二氏が「再生の道」結党会見で語ったこと
党としての公約は掲げない。党議拘束は一切かけない。候補者が別の国政政党に所属しても構わない。党の唯一のルールとして多選の制限を設け、2期8年を都議会議員としての上限とする。任期を終えた後は地方の首長になってもらいたい。東京都内から有為な人材を集め、そして地方にそれを出していく、輸出していくような、そんなシステムにしたいとのこと。
今の都政の勢力図、そこに何か影響を及ぼそうというのは目的にしていない。石丸さん自身は都議選には出ない。候補者選考では議員や行政経験など「即戦力」を重視。公募のプロセスは3段階あり、最後の面接ではYoutubeで配信をする予定。
党としての公約を掲げない、党議拘束もないというと当選後は好き勝手やる感じなので、党としてまとまるかは不明。ただ石丸さんは是々非々で議員個人が判断すればよいと思っているので、悪い面ばかりでもないのだろう。地方自治体は二元代表制なので原則的に与党も野党もないので、党議拘束をかけないというのは本来の姿にしたいということだろうか。2期8年を上限とするのは新陳代謝を促すという点で良いと思う。即戦力を重視しているので十分仕事できるということだろう。優秀な人が多く集まる東京ならではだし、既存政党の支持率が下がってる中、こうした試みは面白いと思う。これがうまくいくかどうかは、議員の力に大きく左右されるが。
都議会自民「裏金」問題
都議会自民「裏金」、3000万円未満を理由に議員はひとりも立件なし 略式起訴されたのは会計担当職員だけ
政治団体・都議会自民党、解散へ 会派としては存続 裏金都議の人数、不記載額を会見では明かさず
<リストあり>自民・東京都議らの「裏金」の実態は…会派が26人の氏名と不記載額を公表
2019年と2022年の資金パーティーで26人の不記載があった。都議会自民党の政治資金パーティーでは、都議1人につきパーティー券50枚100万円の販売ノルマがあり、ノルマ超過分の収入は団体側に納めず、中抜きする形で都議自身が得るなどしていた。これらの収入は収支報告書に記載せず、裏金化していた。会計担当職員が略式起訴され、議員の立件はなかった。
政治団体の都議会自民党は解散。ただし会派としては存続する。
議長は辞任。後任の議長は都議会自民党からは出さないとのこと。幹事長経験者は都議選の公認見送り。不記載のあった人は多摩地域の現職だと田村都議(西多摩)、伊藤都議(八王子)、小礒都議(南多摩)、星都議(町田)、本橋都議(北多摩第二)。元職は吉原さん(町田)、北久保さん(北多摩1)。候補者だと広瀬さん(小金井)。
都議選は6月13日告示、22日投開票。
稲城市に「ジャイアンツタウンスタジアム」がいよいよ3月1日に開業!
稲城市に「ジャイアンツタウンスタジアム」がいよいよ3月1日に開業!
稲城市にある「よみうりランド遊園地」の隣接エリアで、「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の中核施設となる新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」が開業。
開業を記念して阪神タイガースと連携し、1日(土)と2日(日)に両球場で若手選手中心の「新ファーム球場同時開業記念試合」を実施。さらに、8日(土)、9日(日)は、巨人対阪神の「伝統の一戦」も行う。
八王子市とJR東日本がふるさと納税でコラボ
八王子市とJR東日本がふるさと納税でコラボ 八高・川越線の発車式など
八王子駅、運転士や車掌ら乗務員のための施設である「八王子統括センター」と駅構内にある留置線を使って、さまざまな体験イベントを行う。
府中刑務所見学(府中市)や野菜の収穫体験(小金井市)など体験型返礼品も増えている。
町田市在住の矢島聖蘭さん競技かるた「クイーン」に
小倉百人一首競技かるたの女性日本一「クイーン」を決める第69期クイーン位決定戦で町田市在住の矢島聖蘭さんが勝利しクイーン位を獲得した。高校生クイーン位は17年ぶりとなる。矢島さんは現役世代最高となる八段に昇格している。
秋川渓谷瀬音の湯が「温泉総選挙2024」の関東エリア美肌部門1位に
東京都あきる野市 “秋川渓谷瀬音の湯” 「温泉総選挙2024」 関東エリア 美肌部門1位 応援感謝企画 入浴前に“糖質”と“水分”補給が同時にできる「森永甘酒」3000本を振る舞います!
秋川渓谷瀬音の湯が「温泉総選挙2024」の関東エリア美肌部門1位、全国でも2位。
健康スポーツ部門では檜原村の「数馬の湯」が関東エリア1位、全国でも4位。
あきる野に自動車教習所開業
この少子化の時代に新たな教習所ができるのか。高齢者講習は受講待ちが常態化しているので、クルマ社会の秋川流域なら需要あるのかな。
警察庁の運転免許統計(令和5年版)によると、指定教習所数は2014年から2023年まで毎年数を減らしている。卒業生に関しては2019年から2021年まで増えているが、2022年からは減っている。そのためドローン教習に活路を見出す教習所も増えている。
国分寺市役所にて警備ロボット「SQ-2(エスキューツー)」の本格稼働を開始
国分寺市役所にて警備ロボット「SQ-2(エスキューツー)」の本格稼働を開始
国分寺市役所の新庁舎を定期的に巡回・立哨を行い、警備業務を行う。SEQSENSE株式会社では深刻化する労働力不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発している。ビルや空港、大学などでの導入実績があるようだ。
「平和首長会議」国内総会 東京 武蔵野市で初開催
日本政府に対し、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加するとともに、条約への署名と批准を強く要請する文書をまとめた。
武蔵野市は、戦時中、軍用機の部品を生産していた工場があり、度重なる空襲を受けたことなどから平和への取り組みに力を入れていて、今回初めて武蔵野市で総会が開かれた。
国内で平和首長会議未加入は佐世保市のみ。
多摩地域のインバウンドガイド養成講座
多摩地域のインバウンドガイド養成講座 立川・国立2市に加え国分寺市も参画
立川市・国立市・国分寺市による多摩地域の「インバウンドガイド養成講座」。多摩・島しょ広域連携活動助成金事業を活用。ボランティアではなく将来的に有償ガイドとしての活動を目指す人が対象となる。
梅ヶ谷トンネル開通による効果
梅ヶ谷(うめがた)トンネル(一般都道238号大久野(おおぐの)青梅線)開通による効果
12時間あたり約740台の車両が通行しているとのこと。12時間って例えば6時から18時とか昼間のことなんだろうけど、単純計算で1時間に61.7台、つまり1分に1台は通ってることになる。結構多いなという印象。あと、あくまで体感だがダンプが増えた気がする。
日の出町役場で停電
日の出町役場の庁舎で、電気を通すケーブルの一部が損傷し、19日(日)未明から停電となった。
都が整備して運用している防災情報システム以外のほぼすべての機能が停止。停電時に活用する自家発電の設備も工事中で使えずに20日(月)の業務に影響が出た。発電機や投光器を設置し業務を行った。
20日中に仮復旧作業が完了し、21日(火)からは通常業務ができる状態に。24日(金)には本復旧作業が完了した。
冬場もキツイが、夏に停電になると熱中症になりそうだな。
都立高の志望率、31年ぶりの6割台に
都立高の志望率、31年ぶりの6割台に 進学志望調査 全日制全体も最低更新
全日制のうち都立高の志望者は4万5720人で、志望率は過去最低の66.97%。
都は2024年度から私立を含めた高校授業料の実質無償化の所得制限をなくしている。このことも影響しているのか。
豪華寝台客車の移送聞きつけ“撮り鉄”100人集結
真夜中の迷惑“撮り鉄” 豪華寝台客車の移送狙い…路上駐車が横行 市の「情報共有控えて」の手紙もSNSで情報拡散 東京・清瀬市
清瀬市は、2008年に引退した豪華寝台列車「夢空間」の車両を譲り受け、公園に設置することを決定し、午前3時ごろから、公園付近を通る一部の道路を通行止めにして搬入した。
近隣住民に移送の詳細について手紙を出し、「関係者以外への情報の共有を控えてほしい」と求めていた。
なぜ多摩川中流に川霧
多摩川流域には、最上流の東京都奥多摩町から下流の川崎市中原区まで、9カ所の下水道処理施設「水再生センター」がある。水再生センター付近で気温と水温の差が大きくなるのが、中流部で川霧が見られることが多い理由のようだ。
京王電鉄・都村社長 多摩地域再開発で活気生まれる 外国人客増加で最高益見込み
京王電鉄・都村社長 多摩地域再開発で活気生まれる 外国人客増加で最高益見込み…
訪日外国人客の増加を追い風に、今年度の最終利益は過去最高を更新すると見込まれるが、沿線地域の人口減という課題にも直面する。京王電鉄は現在、多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅、調布市の京王多摩川駅などの周辺で開発を進めている。
八王子市・初宿市長 リニア新幹線開通で発展の契機に トップセールスで企業誘致狙う
八王子市・初宿市長 リニア新幹線開通で発展の契機に トップセールスで企業誘致狙う
八王子では精密機械などものづくりに強みがあり、大学や高専など、幅広い技術や人材を提供できる強みがある。ドライバー不足で休廃止や減便する路線バスが相次いでいる。賃金を上げても運転手が集まらず、待ったなしの課題。
御岳山PR 客層開拓へ
御岳登山鉄道開業から90周年。年間45万~50万人だったケーブルカーの輸送人員はコロナ禍で30万人台に激減し、2023年度も43万人と回復途上。外国人観光客が訪れているものの、比率はまだまだ低く、1割ぐらい。
日の出町議会会議録、令和6年第3回定例会、予算決算常任委員会を公開
今回の見所は萩原議員の攻めた質問ですね。青鹿さんと折田さんが引退したので、良い悪いは別として攻めた質問をする人がいなくなったので新鮮。
令和6年第3回定例会
審議会等の付属機関
1日目に審議会等の付属機関の問題点について萩原議員が指摘している。審議会は選挙で選ばれるわけではないので、透明性が必要なことなど。あと全く無関係な提案を2つ以上一括で提案する、一括議案の問題についても指摘している。
基金の見通し図
基金の見通し図を予算ベースで作ったが、決算ベースで示さないといけないのではないかという指摘。実際に平成28年から毎年財政調整基金は増加している。
広報紙は公文書であり、間違った内容の公文書については罰則が規定されていることを指摘。
東光院橋
東光院橋の架設事業は入札不調が続いているので延期に。令和2年に地元の町議会議員と5つの自治会の正副会長を招き説明会を開催している。
東光院橋とは、昭和30年代に使用していた橋梁を復元する形で新設する、平井川に架かる千石橋と東平井橋の間の人道橋。2000年ごろから計画はあり、平成26年度に詳細設計が終わっていたが入札不調が続いていた。
日の出トマト
肝要の里で加工していたトマトピューレに使用していたトマトは生食用の品種で規格外品を利用していたが、栽培技術が確立し規格外品はほぼ発生しないような状況となった。そこでジュース用の加工用トマトに注目し、安定生産を目指している。
ツキノワグマ防除対策事業
東京都と、住民への生活環境被害の防止及びツキノワグマの個体群保護を行うことを目的とした、「日の出町におけるツキノワグマ防除対策事業に関する基本協定書」を締結。「ツキノワグマの見回り及び追払い」などについて、日の出町が東京都から委託を受ける形で防除対策を実施し、東京都が全額費用負担する。
学校統合
ロードマップでは、学校施設は2035年から2039年の間に大久野小・中学校の小中一貫校、平井小学校及び本宿小学校の学校統合が示されている。
ご当地ナンバープレート
総排気量125cc以下の原動機付自転車や小型特殊自動車等のナンバープレートについて、形状や図柄が市区町村で決定できることもあり、全国各地でご当地ナンバープレートが導入されている。
現在のナンバーの製作費は、原付一種が1枚当たりの単価は350円。原付二種乙は230円、原付二種甲は180円。
ご当地ナンバープレートは形状が通常の台形や長方形でないオリジナル型と形状が通常と同じ台形や長方形型の既存型の2種類ある。ともに1,000枚作成した場合の金額では、オリジナル型は初期費用が金型作成費用に100万円、デザイン画作成料に20万円。1枚当たりの作成単価は350円で、1,000枚作成した場合の経費は、税別155万円。
既存型は、初期費用、金型作成費用が15万円、デザイン画作成料が15万円。その他1枚当たりの作成単価は1枚当たり350円、1,000枚作成にかかる経費は税別65万円。
体育館空調整備
体育館空調整備率の状況は令和4年9月1日現在、東京都全体の設置率は82.5%、多摩地区市町村は66.1%、西多摩地域では36.3%。
空調整備に必要不可欠な断熱性が確保されている断熱室率は東京都全体で21.1%、多摩地区市町村で11.2%、西多摩地域で31.9%。断熱性が確保されていないところでは電気代の負担が重くのしかかっている。
空調機の設置は建て替え・統合時に整備することを基本とし、それまでの間は、大風量冷・温風機をリースする方法等による対応の検証・検討を始めた。
火山灰の処理
宅地等に降った火山灰は土地の所有者または管理者が対応することを原則とする。町が使用しているごみ袋では排出できない。
鹿児島市は、こういった降灰した火山灰の処理には、「克灰袋」という火山灰専用の袋を市民に配付している。
令和6年予算決算常任委員会
経常収支比率
経常収支比率が3年度ぶりに100%を上回る。当町においては、都内市町村でも今回ワースト1になってしまったように、高い比率がずっと続いている。
LED
町民グランドをLEDに替えて、直近で4カ月の電気代を前年度と比較すると、令和5年度が54万2,969円、今年度は5万9,384円、料金にして9分の1に。
こんなに安くなるんだ。
職員採用
新規採用職員をあえて統一試験日に設定することで応募者数は少なくなるが、本当に日の出町に就職したいんだという方に受けてもらう。町内在住の方の採用が非常に少ない。日の出町職員として働く魅力について、日の出町は小さな町なので大きい市よりも意見が通りやすいと説明している。
コミュニティバス運行補助金
コミュニティバス導入支援事業補助金は750万円。3年間の時限的な補助で、令和7年6月まで。
2月以降のイベント・ピックアップ
節分会・節分祭のゲストが続々発表されています。今年の節分は2月2日です。
Tachikawa Twinkle Garden
1月31日(金)-2月2日(日)
GREEN SPRINGS内立川ステージガーデン壁面へ投影するプロジェクションマッピングイベント。
京王百草園「梅まつり」
2月1日(土)~3月9日(日)@京王百草園
節分会・節分祭
2月2日(日)
松平健さん、笹野高史さんなど。
野添義弘さん、池上季実子さん、迫田孝也さん、みほとけさんなど。
藤田朋子さん、つのだ☆ひろさん、2025ミス日本、ハローキティなど。
純烈(府中観光大使)、藤林泰也さん、安田美沙子さん、髙安関など。
市制施行70周年記念第78回府中駅伝競走大会
2月11日(火・祝日)
第57回青梅マラソン
2月16日(日)
スペシャルゲストは高橋尚子さん。スペシャルスターターは、フィギュアスケーターの高橋大輔さん。
編集後記
2日2日は節分ですが、本州の南岸沿いを通過する南岸低気圧の影響で関東では雪の可能性もあるようです。去年も2月5日に南岸低気圧の影響で関東で大雪となり、交通機関の乱れや一部で停電も発生しました。
最新の予報に注意しつつ、食料品の備蓄など事前に対策したいですね。それでは。
コメント