衆院選2026 part.1

多摩

高市総理大臣は、1月23日の通常国会冒頭に衆議院を解散することを表明しました。これに伴い、衆議院選挙は27日に公示、2月8日に投開票というスケジュールで実施されました。

今回の解散から投開票までの期間はわずか16日間であり、戦後最短の「超短期決戦」となりました。また、2月に衆院選が行われるのは1990年以来36年ぶりです。前回の衆院選(2024年10月27日)からの衆議院議員の在職日数は454日となり、現行憲法下では3番目に短い記録となりました。

part.1では今回の衆院選における各党の動きと全体の選挙結果、多摩地域の小選挙区について触れていきます。

各党の動き

自民党は勝敗ラインを「与党で過半数(233議席)」と位置づけ、結果について「首相としての進退をかける」と明言した。公示前の衆議院は無所属議員を含む自民会派と維新を合わせ233議席となっている。また国政選挙で初めて消費減税を公約に掲げた。

維新は「大阪都構想」への3度目の挑戦に道筋をつけるとして、大阪府の吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長が辞職して出直しダブル選に臨んだ。

立民と公明は中道勢力を結集するとして新党「中道改革連合」を結成した。立民が掲げていた安全保障政策や原子力発電政策から大きく方針を転換した。まずは両党の衆議院議員が新党に参加。参院議員と地方議員は当面、それぞれの党に所属する。共同代表として野田佳彦氏と斉藤鉄夫氏が就任した。これに伴い立憲民主党の代表には参院議員の水岡俊一代表代行を選出、公明党代表には竹谷とし子氏を選出した。

また中道改革連合に加わらなかった原口一博氏は、河村たかし氏とともに新党「減税日本・ゆうこく連合」を結成した。

国民民主は中道と選挙協力はせず、2024年衆院選の42人を大幅に上回る104人を擁立した。

共産党は中道が安全保障法制を合憲と位置づけ、原発再稼働を認めたことなどに触れ、「中道との選挙協力は行わない」とした。

社民党は中道の安全保障関連法、憲法、原発に関する記述を挙げて、看過できないと語った。沖縄2区で議席を守ってきた新垣邦男氏は中道に加わり再選を目指した。

参政党は衆議院選挙の公示直前である1月25日に投開票が行われた福井県知事選挙において、支援した石田嵩人氏が当選を果たした。神谷代表は国政にインパクトがある出来事と語った。

れいわ新選組の山本代表は健康問題を理由に議員辞職した。

保守党は河村たかし氏、竹上裕子氏が提出した離党届を受理せず、2人を除籍処分にしたと発表した。

チームみらいは唯一消費税減税に対しては慎重な立場をとった。

小池都知事は自民候補の応援に入った。多摩地域では確認できるだけで東京18区~20区、23区~25区、30区とほとんどの選挙区の応援に入った。

トランプ大統領も高市支持を表明した。対米投資など見返りを期待しているという見方もある。

菅義偉元首相、共産党の志位和夫議長、東京21区の立民・大河原雅子氏は引退を表明した。

全体の結果

政党公示前今回小選挙区比例
自民19831624967
維新34362016
中道17249742
国民2728820
れいわ8101
共産8404
参政215015
保守1000
社民0000
みらい011011
ゆうこく5110
1044

自民党が圧勝。自民単独で3分の2を超え過去最多議席となる歴史的大勝を収めた。また比例候補不足で14議席を他党へ譲った。衆院の3分の2に当たる議席は、参院が否決した法案について、衆院で再可決することができる勢力となる。

参政党とチームみらいが大幅増。

中道が惨敗。比例上位の公明系は28人が全員当選したが、立民系は21人のみとなった。中道は小選挙区での当選が野田佳彦氏、泉健太氏、小川淳也氏、階猛氏などわずか7議席にとどまった。一方、小沢一郎氏、枝野幸男氏、安住淳氏は比例復活もできず落選。岡田克也氏も小選挙区で敗れ、比例重複もしていなかったため落選となった。

維新は公示前からは微増だが、前回選挙と比べると微減となっている。衆院選と同時に行われた大阪府知事選、大阪市長選ともに再選された。出直し選のため、任期は元のまま来年4月までとなる。

国民民主は擁立を大幅に増やしたが、当選人数はほぼ横ばいとなった。

共産党は半減した。

れいわ新選組は大石晃子、櫛渕万里両共同代表が小選挙区で敗北した。唯一当選したのは元都議(立川市)で元衆議院議員(東京21区)の山本譲司氏。

ゆうこく連合は原口一博氏が落選し、河村たかし氏の1議席のみ。政党要件は満たさなかった。

社民党と保守党は議席ゼロだった。

政党前回小選挙区比例今回小選挙区比例
立民1481044421714
公明244202828

中道の内訳は立民系が前回の148から21と大幅に減らす一方で、公明系は24から28と4議席増やしている。比例上位を公明系が占めたことが増えた要因となっている。当選者は公明系のほうが多くなった。

立民と公明を分けた場合、公明系28、国民民主28、立民系21、参政15であるため立民系は野党第3党となった。維新が36議席なので全体では第5党となる。

中道惨敗の結果を受けて野田・斉藤両共同代表は辞任。13日に新代表選出が行われる。

多摩地域の小選挙区

多摩地域全体概要

一都三県の小選挙区は千葉14区の野田氏を除くと全て自民が当選した。多摩地域も同じく小選挙区は全て自民が当選し、自民9議席と比例復活した参政1議席という結果になった。

自民と参政は全ての選挙区に擁立、中道は20区以外、国民民主は22区と23区以外に擁立した。

維新は前回擁立していた19区、21区、24区から撤退。多摩地域では唯一25区の維新が残った。25区以外は自民を支援している。

共産は前回出馬していた18区、22区、25区、30区からは撤退する一方で、23区は新たに擁立してきた。

東京18区(武蔵野市、小金井市、西東京市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
福田 かおる40自民前1→2文科政務官117,38347.7
松下 玲子55中道前1元武蔵野市長2期、元都議2期69,72228.3
鈴木 佑馬39国民元西東京市議1期33,49713.6
徳永 由紀子48参政訪問看護師・保健師17,1217.0
吉田 綾40再生元ジェトロ職員8,3303.4

選挙区の情勢

前回から共産が抜けて国民民主と再生が加わった構図。前回の得票率は福田氏42.3%、松下氏41.4%で大接戦だったが新人の福田氏が競り勝った。

選挙結果は予想通り。市町村別に見ると武蔵野市で福田氏がやや高く徳永氏がやや低い。供託金没収ラインは10%未満なので徳永氏と吉田氏は没収となる。

各候補者の公約等

福田氏は1年目ながら文部科学大臣政務官を務める。大人になっても、社会や技術の変化に合わせて、知識や能力、経歴を更新できるように教育改革を進めるとした。

松下氏は高騰する物価対策を進め、平和をつくり、政治とカネの問題を解決するとした。Xに投稿した原発再稼働反対が党の方針と異なることで批判を受け削除している。漢人あきこ都議も応援に入った。

鈴木氏は経済/物価高対策を最優先とし、再エネ割賦金廃止や原発再稼働による電気代値下げに取り組むとした。

徳永氏は子育てを通して子供の予防接種や子宮頸がんワクチンに対して強い危機感を覚えたという。子供たちの命と健康、そして未来が危ういという切実な思いから立候補を決意した。

吉田氏は昨年の参院選東京選挙区で落選(得票率1.8%)。人材事業の経験に教育現場の経験も加え、教育行政を改善するとした。今回「再生の道」は東京2区と18区に擁立しているが当選はできなかった。

東京19区(小平市、国分寺市、国立市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
松本 洋平52自民前6→7文科相、
元経産副大臣、
元内閣府副大臣
93,69745.9
末松 義規69中道前8元復興副大臣、
元内閣府副大臣、
元首相補佐官
54,34526.6
諏訪 玲子42国民社会教育士28,45213.9
井手重 美津子62共産14,3507.0
一ノ瀬 陽子46参政会社社長13,4636.6

選挙区の情勢

末松vs松本は8戦中4勝4敗の五分の戦いだった。前回から維新が抜けて国民国民と参政が加わった構図。前回の得票率は末松氏39.4%、松本氏38.2 %と大接戦。連合東京(労働組合)は末松氏に推薦を出しているが、国民民主も候補を擁立した。

末松氏が勝つと思ったが結構大差で松本氏が勝利。中道・国民・共産が合わさってようやく自民に対抗できるくらいの票差がついた。参政党も意外と伸びてないというか共産強し。供託金没収ラインは得票率10%未満なので井手重氏と一ノ瀬氏が没収となる。

市町村別に見ると小平市で一ノ瀬氏が井手重氏を上回っている。小平市で末松氏がやや高くなっている。国立市は井手重氏がやや高い。

各候補者の公約等

松本氏は現職の文科大臣。物価高対策、国民の所得を向上させる経済対策を掲げた。

末松氏は原口氏が「ゆうこく」入りすると説明していたが、事務所側が合流を否定し中道入りしている。大きな怪我をしたことで、医療介護の課題を改めて痛感したという。一人で背負わなくて良い社会を作ると訴えた。生活者ネットワークの岩永やす代都議も応援に入った。

諏訪氏は「自分の声は届くんだ」という実感を持てる、手触り感のある政治を目指すとした。手取りを増やし、誰もが心地よい共生社会を目指す。

井手重氏は過去、都議選3回、衆院選2回、西東京市長選1回に出馬し全て落選している。財界・アメリカいいなり政治を変えると意気込む。

一ノ瀬氏は子育ての経験から、国作りの土台となる教育を日本の子供の未来を守るため政治を志したという。

東京20区(東村山市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
木原 誠二55自民前6→7元官房副長官、元外務副大臣108,98548.6
大西 健太郎47国民元高校教諭46,91020.9
宮本 徹54共産元345,03120.1
掛山 茂希38参政元会社員23,54410.5

選挙区の情勢

前回のメンツに参政の掛山氏が追加された構図。前回の得票率は木原氏43.0%、大西氏30.1%、宮本氏26.8%。

結果は予想通り。国民民主が前回よりも伸びてない。自民に流れている感じか。供託金没収ラインは10%未満なのですべての候補者がラインを上回った。

市町村別に見ると清瀬市と東久留米市は大西氏より宮本氏が2ポイントほど上回っている。武蔵村山市は木原氏が5ポイントほど高く、宮本氏が4ポイントほど低い。

各候補者の公約等

木原氏は賃上げと投資が牽引する成長型経済を完結すると訴えた。選挙区の5市長全員が応援した。

大西氏は空手の選手・指導者、高校の教諭の経験から教育・人づくりに真剣取り組まなければ日本の未来はないという思いから出馬。連合東京(労働組合)も支援した。

宮本氏は物価高から暮らしを守り抜くとアピール。前回同様比例復活もならず落選。

掛山氏は金融業界に13年勤務。現在は個人投資家。減税・積極財政・公益資本主義を掲げた。

東京21区(八王子市の一部、立川市、日野市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
小田原 潔61自民元4→5元外務副大臣97,49442.6
鈴木 烈52中道元都議2期、元葛飾市議1期65,71328.7
黒田 太郎59国民元愛知県議3期、元日本銀行員37,08616.2
星野 奈美51参政コピーライター22,3739.8
矢田 一久35減ゆ会社社長6,1542.7

選挙区の情勢

前回の当選者である大河原氏(72)は「気力、体力の限界」として引退を表明。後継として立民都議の鈴木氏が中道から出馬した。前回の得票率は大河原氏42.1%、小田原氏32.2%、維新候補17.0%、参政候補8.6%。なお、前回維新から出馬した山下氏は出馬準備を進めていたが、党から出馬NGとなった模様。維新は小田原氏を応援する。

前回と比較するとおおまかに維新が抜けて国民民主とゆうこく連合が追加した構図。立民から中道に。

結果は予想通り。中道と国民民主が票を分け合った。供託金没収ラインは10%未満なので星野氏と矢田氏は没収となる。市町村別に見ると八王子市で小田原氏がやや低く、鈴木氏がやや高くなっている。

各候補者の公約等

小田原氏は前回いわゆる裏金議員として非公認となり無所属で立候補したが落選。今回は自民の公認に加え維新の応援もついて戦った。ルールを守る政治制度改革も掲げた。

鈴木氏は立民の都議だったが大河原氏の引退に伴い中道から出馬。都議は2期だが実質2年ほど。高市総理や野田共同代表と同じく松下政経塾出身。PFASや巨大データセンターの法規制を訴えた。酒井大史立川市長も応援に入った。

黒田氏は日銀、議員秘書を経て愛知県議3期。3回連続1位当選。日銀で経済の基礎を学び、秘書として政治の基礎を学び、県議会議員として議会の基礎を学んだ。この日本の危機を救える即戦力であると自負している。

星野氏はペットの保護活動ボランティアを15年以上続けている。日本の外国人・外資資本問題に強い危機感を持っているとのこと。

矢田氏は夢党を立ち上げて党首となり都議選(立川市)で戦ったが落選。今回はゆうこく連合で衆院選を戦った。財政のみえる化で減税を実現とアピール。ゆうこく連合共同代表の原口一博氏、河村たかし氏も応援に入った。さらに西東京市議の長井秀和氏、前日野市議の池田としえ氏も応援に入った。

東京22区(三鷹市、調布市、狛江市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
伊藤 達也64自民前10→11元金融相132,68951.5
山花 郁夫59中道前5元法務副大臣、元外務政務官87,49433.9
比例鈴木 美香61参政新→1元全日空客室乗務員37,69714.6

選挙区の情勢

前回と共産がいなくなった以外は一緒。前回の得票率は山花氏40.2%、伊藤氏39.0%でかなり接戦だった。山花氏は連合東京推薦。JP労組組織内候補ということもあってか国民民主は候補を擁立していない。

ここは山花氏で固いと思ったが票差も結構ついた。参政党の鈴木氏が比例復活している。供託金没収ラインは10%未満なのですべての候補者が超えている。市町村別に見てもほぼ変わらず。

各候補者の公約等

伊藤氏は経済財政政策、成長戦略を訴えた。松下政経塾では高市総理と同期。選挙区内3市全てのの市長の応援を得ている。

山花氏は物価高対策と格差是正を第一に掲げた。保坂展人世田谷区長も応援に入った。

鈴木氏は「先人の方々に敬意を払い、日本人としての誇りを取り戻し、未来の子ども達を守りたい」とのこと。比例復活し、多摩地域では初となる参政党の衆議院議員が誕生した。

東京23区(町田市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
川松 真一朗45自民新→1元都議(墨田区)3期、
元テレビ朝日アナウンサー
92,17145.3
伊藤 俊輔46中道前369,90834.4
舟見 裕貴40参政会社員22,32611.0
池川 友一40共産元都議2期、元町田市議2期19,1119.4

選挙区の情勢

前回からはみんつく候補が抜けて、共産と参政が出馬。自民は新たに元都議を擁立。今回伊藤氏が中道に。連合東京(労働組合)も伊藤氏を推薦しているからか国民民主からの擁立はない。

ここは元々自民が強いところだから順当と言ったところ。共産が参政を上回ると思ったが意外にも参政が上回った。供託金没収ラインは10%未満なので池川氏は没収となる。

各候補者の公約等

川松氏は日本版DOGEによる無駄の削減などで使える金を増やすと訴えた。また地元の政策としてはモノレール町田延伸へ早期着工を掲げた。

伊藤氏は地元政策として地域医療、介護障がい福祉の充実、スクールバス導入検討などを掲げた。

舟見氏は利権や保身で変わらない政治を変えるため参政党から立候補を決意。

池川氏は前回の都議選で落選。大企業・富裕層の大儲けを給料アップにチェンジと訴えた。

東京24区(八王子市の大部分)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
萩生田 光一62自民前7→8元経産相、元文科相、
元都議1期、元八王子市議3期
85,80641.1
細貝 悠32中道元都議1期、元目黒区議1期70,78133.9
細屋 椋30国民自動車関連会社員22,26310.7
與倉 さゆり41参政介護ヘルパー16,9098.1
深田 萌絵47情報配信会社長13,2096.3

選挙区の情勢

前回からは維新が撤退。国民民主は浦川氏から細屋氏へ。連合東京(労働組合)は細貝氏を支援しているが国民民主からも擁立した。当初は有田氏が出馬予定だったが、公明党批判の著書があったことで細貝氏にバトンタッチし、自身は比例単独候補(東北ブロック)に回った。前回無所属の畑尻氏は不出馬。新たに無所属の深田氏が出馬。

細貝氏が勝てると予想したがそれなりに差はついた。ちなみに有田芳生氏は当選している。深田氏は無所属ながら得票率6.3%も取った。供託金没収ラインは10%未満なので與倉氏と深田氏は没収となる。

各候補者の公約等

萩生田氏は前回いわゆる裏金議員で無所属となったが無事当選。今回は正式に自民公認となった。「100年ぶりの教育大改革」、「自民党日本成長戦略本部始動」、「高等学校就学支援を拡大決定」をアピール。総決起大会には安倍昭恵氏も応援に入った。八王子市長も応援した。

細貝氏は昨年都議選で初当選したが辞職し衆院選へ。行き過ぎた円安の是正し物価の引き下げをすると訴えた。有田芳生氏も応援に入った。また公明党の山口那津男元代表も応援に入り、裏金議員について触れ批判した。

細屋氏は地域を巡回する「コミュニティバス」の運行エリア拡大、事前予約制の「デマンド交通」の拡充を訴えた。

與倉氏は前回の衆院選と去年の都議選を八王子市から出馬し、衆院選4.2%、都議選で9.0%の得票率。自身の家庭環境や保育園での経験を通じ、問題点を実感。負の連鎖を断ち切る為に国政に挑戦。

深田氏は「裏金増税議員を許さない」を第一に掲げ萩生田氏と対立し名誉毀損で裁判で争う関係。無所属連合の内海聡氏も応援に入った。

東京25区(昭島市、西多摩)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
井上 信治56自民前8→9幹事長代理、
元万博相、元国交省職員
109,60650.5
依田 花蓮54中道行政書士、元新宿区議1期50,21923.1
宗像 久敬47国民会社経営者21,5159.9
木村 奈美51参政看護師20,6039.5
宮﨑 太朗45維新会社役員15,1857.0

選挙区の情勢

前回から共産が減って、国民民主と参政が追加された構図。依田氏がれいわ新選組から中道へ。

井上氏が圧勝。維新の宮﨑氏が参政を下回るとは思わなかった。

市町村別に見ると昭島市で井上氏がやや低くなっており、宗像氏がやや高くなっている。供託金没収ラインは10%未満なので宗像氏、木村氏、宮﨑氏は没収となる。

各候補者の公約等

井上氏は政治資金に関する問題を猛省し、政治改革・党改革を進めるとした。東京都連会長を務める。

依田氏は前回れいわ公認だった。立民に移籍したところ急遽新党結成となり中道公認となる。36歳のときに男性から女性に性別を移行。同性婚や選択的夫婦別姓の実現を掲げた。LGBT仲間の石川大我前参議院議員も応援に入った。

宗像氏は経営者として賃上げを目標としてきたが、民間企業でできることの限界を痛感していた。そんなときに国民民主党の手取りを増やす政策に共感したとのこと。

木村氏は青梅市出身の看護師。

宮﨑氏は多摩地域で唯一の維新候補者。地域の重点政策として「クマ・鳥獣対策に取り組む」、「日米地位協定見直しを求める」、「PFAS汚染調査と地下水源の浄化」などを掲げた。

東京30区(府中市、多摩市、稲城市)

当選氏名年齢政党前/新経歴得票数得票率
長島 昭久63自民前8→9元首相補佐官、元防衛副大臣110,45345.2
五十嵐 衣里42中道前1元都議1期(武蔵野市)81,08233.1
川上 竜世28国民建設会社長32,50413.3
寿 玲子42参政デザイナー20,5868.4

選挙区の情勢

前回新設された選挙区。前回からは共産とみんつくが減って、国民民主が追加された構図。五十嵐氏は立民から中道へ。参政は男性の候補から女性の候補へ。前回の得票率は五十嵐42.0%、長島39.3%で接戦だった。

結果は予想通り。市町村別に見ると順位はどこも変わらないが、多摩市で長島氏と五十嵐氏の票差が少なくなっている。供託金没収ラインは10%未満なので寿氏は没収となる。

各候補者の公約等

長島氏は投資拡大、戦略的な外交・安全保障を掲げた。外国人政策もアピール。府中市長と稲城市長も応援している。

五十嵐氏は物価高対策を全面にアピール。また不登校や非正規の経験から夜間大学、不登校特例校、インクルーシブ教育、主権者教育、奨学金制度の拡充に全力をあげるとした。菅直人元首相夫人の伸子氏も応援に入った。

川上氏は外国人土地取得規制の法整備を第一に掲げた。

寿氏は美容業界で働いてきたが子育て専念により在宅イラストレーターに転向。子育ての中で政治に対する違和感が大きくなり参政党に入党したとのこと。

おわりに

part.2では比例代表について触れていきますが、更新は来週になりそうです。それでは。

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