どうも、じゅじゅいちです。
2019年参院選の開票結果が発表されたので少し見ていきたいと思います。主義主張ではなく、あくまで開票結果の話をしていきます。
今回は過去2番目に低い投票率でしたが、「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党(以下N国)」などが議席を得る面白い選挙となりました。そして今回から比例区に特定枠が導入されました。一票の格差の問題から人口の少ない島根・鳥取と徳島・高知が選挙区を一つとする合区となり、それぞれの県から1人しか候補者を出せなくなりました。これを解消するために比例区で優先的に当選できる特定枠が新設されました。自民党は合区によって候補者を出せない県側から特定枠に立候補しています。しかし特定枠は選挙活動ができません。「れいわ新選組」はこれを活用し知名度のある山本太郎さんが東京都選挙区から比例区に回ることにより障がい者2名が当選しました。自身が落選しましたがこれも狙いのうちでしょうか。それとN国が国政選挙で議席を得ました。市議会議員から徐々に党勢を拡大していって国政に進出する手腕はすごいですね。
全体的な話はここまでにして多摩地域を見ていきたいと思います。東京都選挙管理委員会がまとめてくれたページがありますのでこちらを見ていきましょう。
まず東京都選挙区(定数6)から。結果は自民・丸川さんが100万票越えで1位、続けて公明・山口さん、共産・吉良さん、立憲・塩村さん、維新・音喜多さん、自民・武見さんが当選、次点で立憲・山岸さんが落選となりました。多摩地域全体に言える特徴は特別区(23区)と比較した場合、立憲・山岸さんが維新・音喜多さんを上回っている点ですね。山岸さんが多摩地域を中心に回っていたのと、音喜多さんが特別区で知名度がある点で結果が違ったのでしょうか。特別区の人口が約950万人、多摩地域が約420万人で倍以上違うので東京都全体としては特別区優位の音喜多さんが上回りますね。
市町村別に見ていくと公明・山口さんが自民・丸川さんを上回って1位なのが八王子市、東村山市、東大和市、武蔵村山市です。村山付近と創価大学のある八王子市ですね。これに対し小金井市では山口さんが6位です。小金井市議の議席数を見ても定数24に対して公明4と少なくはないので何か原因があるんですかね。今後の研究が待たれるところであります(他人任せ)。
共産・吉良さんが2位なのが国立市、狛江市、東久留米市、清瀬市、日野市です。立憲・塩村さんが2位なのは府中市、西東京市、武蔵野市、国分寺市、多摩市です。立憲・山岸さんが立憲・塩村さんを上回っているのが三鷹市、小金井市、東久留米市、八王子市、あきる野市です。山岸さんは三鷹市在住で、三鷹市では山岸さんが2位です。
続けて比例区です。全国結果は自民、立憲、公明、維新、共産、国民、れいわ、社民、N国・・・の順です。比例区は多摩地域というより東京都全体で維新より共産が上回っています。関東にはまだ馴染みがない感じでしょうか。そして国民よりれいわが上回っています。山本太郎さんの選挙区だったことが影響しているのでしょうか。
市町村別に見ていくと公明が立憲を上回っているのが東大和市、武蔵村山市、福生市、瑞穂町、奥多摩町です。埼玉県との県境あたりですね。逆に公明が6位なのが武蔵野市、小金井市です。選挙区では公明・山口さんが1位だった八王子市も比例区だと公明は全国と同じく3位なんですね。
参院選は比例区だけでなく、選挙区も東京都全体で同じなので各市町村の個性が見られて面白いです。それではまた都知事選か衆院選でお会いしましょう。
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