どうも、じゅじゅいちです。
あきる野市の伊奈石の地を散歩をしてきました。伊奈石は比較的柔らかく加工しやすかったことから石臼や墓石として利用されたということです。「臼は伊奈石 新町小麦」という臼挽き歌に歌われるほど有名だったそうです。新町は現在の青梅市新町のことです。
現在の五日市街道と呼ばれるところはかつて伊奈道と呼ばれていたそうです。それはこの地に石工が住んでいて江戸城を作るときに石工がこの道を通って江戸に向かったことによるらしいです。次第に伊奈より隣の五日市が栄えていくことにより五日市街道と呼ばれるようになったそうです。

伊奈石採掘遺跡を目指します。老人ホームの隣を歩いていくと林道に入ります。

横沢入は都の里山保全地域に指定されています。

林道を過ぎると木の根っこだらけの坂道を歩いていきます。

天竺山到着。標高310m。林道入って30分といったところですかね。

山頂には山内神社があります。こちらは奥社で、ふもとにも里宮があるようです。祭神は大巳貴命などです。

展望良し。

道標で「石山の池」と呼ばれるところです。室町時代から江戸時代にかけて伊奈石を切り出していた場所だとか。下に掘り続けた結果、すり鉢状になっていったということです。看板にはマムシに注意と書かれていました。

ごろごろしてます。

いい感じの道。

山で囲まれている平地ってありそうでなかなかないんですよね。いい景色だ。

管理棟。マムシに注意と書かれたポスターと、噛まれたときの対処法が書いてあります。

しばらく歩くと大悲願寺がります。真言宗智山派で本尊は大日如来です。木造伝阿弥陀如来及脇侍が国の重要文化財です。

観音堂。

本堂。

伊達政宗白萩文書。白萩が見事だったので所望したいという内容の書簡が伊達政宗から送られてきたのだとか。この文書を含む大悲願寺文書は都の有形文化財に指定されています。

五輪地蔵。

こういうガチの山の隣に道路があってそのまま家が立ち並んでる風景っていいですよね。

松岩寺。石積みに伊奈石が使われているとか。あれは白無垢だと思うが仏前式か?遠くから見るにとどめました。
それでは次の石でお会いしましょう。
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