2022年参院選を見ていきます。
全体編
参院選今回改選分。
自民 | 公明 | 立民 | 維新 | 国民 | 共産 | れいわ | 社民 | N党 | 参政 | 無 | |
合計 | 63 | 13 | 17 | 12 | 5 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 |
選挙区 | 45 | 7 | 10 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
比例 | 18 | 6 | 7 | 8 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | – |
改選前 | 55 | 14 | 23 | 6 | 7 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 |
自民が議席を増やし改選過半数に。公明も安定の全員当選。立民、共産、国民は議席を減らし、維新が倍増している。れいわ、N党も改選分としては初議席。社民は参院唯一の議席と政党要件を死守。参政が初議席と政党要件を獲得。
比例では維新が立民を超えて野党第一党に。転換点。2019年の得票率と比較すると立民・共産が大きく減って、自民・公明・国民も微減。維新が大幅に伸びて一人勝ち。
東京選挙区
6枠に34人出馬。
当選 | 名前 | 政党 | 現新 | 経歴 | 得票数(得票率) |
○ | 朝日健太郎 | 自民 | 現1 | 元国交政務官 | 922,793(14.7%) |
○ | 竹谷とし子 | 公明 | 現2 | 元財務政務官 | 742,968(11.8%) |
○ | 山添拓 | 共産 | 現1 | 685,224(10.9%) | |
○ | 蓮舫 | 立民 | 現3 | 元行政刷新相 | 670,339(10.6%) |
○ | 生稲晃子 | 自民 | 新 | 619,792(9.8%) | |
○ | 山本太郎 | れいわ | 元1 | 元衆院議員(比例東京) 元参院議員(東京選挙区) | 565,925(9.0%) |
海老澤由紀 | 維新 | 新 | 元大阪市議 | 530,361(8.4%) | |
松尾明弘 | 立民 | 新 | 元衆院議員(比例東京) | 372,064(5.9%) | |
乙武洋匡 | 無 | 新 | 2016年参院選にて 自民から出馬予定だったが辞退 | 322,904(5.1%) | |
荒木千陽 | ファースト | 新 | 元都議(中野区) | 284,629(4.5%) |
自民・中川雅治氏、立民・小川敏夫氏の2人が引退。自民は新たに生稲晃子氏を、立民は元衆議院議員の松尾明弘氏を擁立。
自民・朝日氏、公明・竹谷氏、共産・山添氏、立民・蓮舫氏と現職は全員当選。自民・生稲氏は初当選、立民は1議席を失い、衆院から鞍替えしたれいわ・山本氏が当選。山本氏の抜けた議席は同じくれいわ・櫛渕氏が繰り上げ当選している。うまい。
次点は維新・海老沢氏。都議から国政に挑戦したファースト・荒木氏は落選。都議会ではあれだけ議席があっても国政では無理なのか。東京でも維新が勢力を伸ばしつつある。
6年前と比べて得票率的に蓮舫氏は8%ほど減らして、朝日氏は新人から現職になったこともあってか4%ほど増やしている。竹谷氏、山添氏はほぼ横ばい。3年前と同様に立民の2議席は無理そうで、今後は出馬も1人に絞らないと厳しいかも。
区市町村別得票率

自民・朝日氏。都心3区と西多摩郡部で特に強い。

公明・竹谷氏。西多摩、八王子、城東、城北と周辺部で強い傾向。

共産・山添氏。竹谷氏とほぼ真逆で北多摩や城西で強い。公明と共産は地域差が大きく、完全に棲み分けができてる感じ。

立民・蓮舫氏。多摩地域で強い印象。比例の立民票と比べると23区票が取り込めてない印象。

自民・生稲氏。傾向としては同じ自民の朝日氏と同じく西多摩と都心で強いが、それほど顕著ではない。小金井市出身とのことでそこだけ高めに出ている。

れいわ・山本氏。城西から北多摩南部で強め。

維新・海老沢氏。都心中心。

立民・松尾氏。城西から北多摩にかけて強めなのは比例の立民票とほぼ同じ傾向。絶対量が足りなかったか。

乙武氏。都心を中心とした23区が強めで、多摩地域は少なめと顕著に違いが出てる。

ファースト・荒木氏。西多摩と地元の中野区で強い。
それでは。
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