今回は比例代表(東京ブロック)です。
はじめに
今回は比例代表の定数が全体で3増3減となりました。東京ブロックは定員が前回から2増えて19になりました。
全国的な結果
今回自民が大幅に減らし、公明も若干減らしています。国民が3倍以上に増やし、れいわも3倍となり、立民も微増しています。維新が大幅に減らし、共産も若干減らしています。参政と保守は議席を獲得しています。
国民は今回大幅に議席を獲得しましたが、北関東と東海ブロックで名簿登載者が足りずに、北関東の1議席は公明が、東海の2議席は立民と自民が獲得しています。
立民は小選挙区では大幅に議席を増やしましたが、比例では微増にとどまっています。立民の支持率が増えたのではなく小選挙区で自民を落としたいと考えた人が多かったのではないかと思います。小選挙区制の特性が顕著に表れた結果ですね。
東京ブロックの結果
今回
自民 | 立民 | 国民 | 公明 | 維新 | 共産 | れいわ | 参政 | 保守 | 社民 | みんな | |
議席数 | 5 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
得票率 | 23.6 | 20.5 | 14.9 | 9.0 | 8.1 | 7.9 | 7.1 | 3.7 | 3.2 | 1.5 | 0.4 |
区部 | 23.5 | 19.5 | 15.8 | 8.7 | 8.8 | 7.7 | 7.0 | 3.8 | 3.4 | 1.4 | 0.4 |
多摩 | 23.8 | 22.7 | 12.9 | 9.8 | 6.7 | 8.1 | 7.4 | 3.6 | 2.8 | 1.7 | 0.4 |
多摩地域は区部より自民、立民、公明、共産、れいわ、社民の得票率が高くなっており、国民、維新、参政、保守が低くなっている。新しい政党は区部に力を入れるということも影響しているのかな。
区部は公明より維新が高く、多摩地域は維新より共産とれいわが高くなっている。
前回からの増減
2021年の衆院選との差。
自民 | 立民 | 国民 | 公明 | 維新 | 共産 | れいわ | 参政 | 保守 | 社民 | みんな | |
議席数 | -1 | 1 | 3 | 0 | 0 | -1 | 0 | – | – | 0 | 0 |
得票率 | -7.4 | 0.4 | 10.2 | -2.1 | -5.2 | -2.5 | 1.5 | – | – | 0.1 | -1.1 |
区部 | -7.6 | 0.3 | 11.0 | -2.1 | -5.5 | -2.6 | 1.4 | – | – | 0.1 | -1.1 |
多摩 | -6.9 | 0.7 | 8.4 | -2.0 | -4.5 | -2.3 | 1.8 | – | – | 0.0 | -0.9 |
国民は前回0議席だったが今回大躍進し3議席獲得。立民も1議席増えているが得票率でいうと微増。自民と共産が1議席ずつ減らしている。公明と維新は得票率は減らしているが、議席は変わらず。れいわは若干増やしているがこちらも議席は変わらず。
区市町村得票率
自由民主党

西多摩と都心3区で特に高くなっている。
立憲民主党

北多摩南部を中心に高くなっている。
自由民主党と立憲民主党との差

青い場所が自民より立民の得票率が高い区市町村。
国民民主党

区部で高くなっている。西多摩は低い。
公明党

都心から離れるほど高い。
日本維新の会

国民と似たような傾向はあるが、ばらつきが多い。
日本共産党

20区強し。あとは狛江市と国立市も。都心3区は低い。瑞穂町は立民と共産が低い。
れいわ新選組

今回れいわは14区(墨田区、江戸川区北部)と25区(西多摩、昭島市)に候補者がいたので、まさにそこが高くなっている。
日本共産党とれいわ新選組の差

青い場所が共産よりれいわの得票率が高い区市町村。
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