どうも、じゅじゅいちです。八王子市にある都立陵南公園を歩いてみました。
陵南公園は1964年に開催された東京オリンピックの自転車競技トラック会場と選手村分村の跡地を改修して作られたレガシーとも言える公園です。多摩御陵(武蔵陵墓地)の南に位置しているのが名前の由来です。

高尾駅から甲州街道を東に歩いていくと公園があります。南浅川に架かる古道橋を渡っていきます。

西側から公園に入っていきます。

この公園は座れるところが多いですね。南浅川沿いに歩ける道があるので休憩にちょうどいいです。

じゃぶじゃぶ池です。春の連休と夏休み期間に開放されるみたいです。

展望広場です。眼下に野球場、遠方には高尾山、陣馬山などが見渡せます。

野球場にはルンバの草刈機バージョンみたいなのが動き回ってました。通った跡がわかりますね。

公園内には結構ハトがいます。人に慣れているのか近づいても逃げませんね。

サービスセンターの前にはオリンピック自転車競技の優勝者が書かれた碑があります。1000mタイムトライアルの金メダルはベルギーのセルキュなど。

公園は川沿いにあります。

南浅川橋です。大正天皇崩御により御陵所の造営が決定し、これに伴い八王子駅と浅川駅(現在の高尾駅)の間にあった東浅川駅から御陵に至る参道が新設されました。その参道の途中にある南浅川に架けられたのが南浅川橋の始まりです。

南浅川橋から下流方向を見たところ。川沿いの道をジョギングしている人も多いです。

環境保全千人同心の石碑だそうです。

南浅川を渡ったところに陵南公園の分園があります。こちらは遊具やプールなどがありました。

ついでに陵東公園にも足を延ばしてみます。こちらは八王子市立公園。

とても静かなところです。

さらに多摩森林科学園にも行ってみました。1921年に宮内省帝室林野管理局林業試験場として設立し、御料林の経営に関わる試験・研究を行っていたとか。一般公開が始まったのは1992年から。去年の台風被害により公開区域を制限しているため通常300円ほどの入園料は無料でした。

いい感じのところですが、道路沿いにあるので車の通過音が響いています。

巣箱があり、そこに向けてカメラを構えている人たちが多くいました。ムササビですかね?

小仏関跡を目指しさらに西に行ってみます。両界橋という意味ありげな名前の橋がありました。この橋のすぐ上流で小仏川と案内川が合流して南浅川となるので両界橋と名付けられたとか。

通り沿いに高尾駒木野庭園がありました。小林医院の院長の自宅として1932(昭和7)年に建築された日本家屋だとか。2009(平成21)年に八王子市に寄贈され、2012(平成24)年に高尾駒木野庭園として開園しました。入園は無料です。小林医院は1927(昭和2)年に開院し、駒木野病院となって現在に至ります。ここの隣にあります。

いい感じの家屋。

池もあり鯉も泳いでいます。

小仏関跡に到着。甲州街道の関所の一つで、国の史跡にも指定されています。天正年間に北条氏照が武蔵国と相模国境の要衝として小仏峠の頂上に築いたのが始まりとされ、その後麓に下ろされ、さらに徳川家康によって現在の地に移設されたとか。明治2年の太政官布告により全国の関所と同じように小仏関も廃止されました。

先賢彰徳碑。小仏関の関守だった落合直亮・直澄兄弟、川村光豁を讃えたもの。

甲州街道駒木野宿。甲州街道の宿場の一つ。
それではまた次の公園でお会いしましょう。
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