多摩地域ニュースまとめ2024年12月後半号

多摩

2024年の更新もこれで最後となります。

今年は1月1日から能登半島で震度7の地震があり衝撃的な年明けとなりました。夏には米が品薄になり、現在も高値が続いています。また都知事選と衆院選があり、ネットの影響力を実感することとなりました。石破政権が発足しましたが、衆院選で与党が過半数割れとなり少数与党となりました。闇バイトによる強盗事件も相次ぎ、三鷹や国分寺でも発生しました。

海外でもアメリカではトランプさんが大統領に返り咲き、韓国では大統領による戒厳令の宣言、シリアではアサド政権が崩壊するなど大きな出来事が続きました。

国内外の状況は刻々と変化していきますが、今回も多摩地域のニュースを見ていきます。

国立市長選挙

国立市長選挙(令和6年12月15日 執行)

当選名前年齢所属現/新推薦経歴得票数得票率
濵﨑真也40元国土交通省13,55951.1
永見理夫75現2自民 公明 維新 都民元副市長12,97748.9

12月15日投開票。大接戦の582票差で現職市長が負ける。投票率は上がったが、永見さんは前回の85%の票しか取れてない。各政党の推薦がある現職で、さほど失点もなかったように思うが。あるとすれば年齢的なことかな。

濵﨑さんは市内にある一橋大学出身。40歳ということで都内の区市町村長では最年少かな。生活者ネットや共産も応援。立民の大河原衆院議員も国立市はすでに選挙区外となったが、もともと生活者ネット出身なのでそのつながりで応援したのかなと。あと同じく生活者ネットの岩永都議も応援に入っている。

公約としては両者ともに「景観と住環境」と「南部地域の整備」を挙げていた。今年、国立市内の分譲マンションが富士山の眺望を遮るとして引き渡しの直前に解体が決まった。そのことを受けてか、両者とも景観の重要性を訴えた。そして南部地域の狭あい道路の整備も。一橋大学が東京都が行う「大学発スタートアップ創出支援事業」に採択されたことを受けてか、市と連携してスタートアップ支援も公約に掲げられていた。

中央線グリーン車いよいよサービス開始

中央線グリーン車いよいよサービス開始、特急「はちおうじ」「おうめ」は運転取りやめ 2025年春ダイヤ改正

3月15日にダイヤ改正を実施し、中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始。グリーン料金は50kmまで750円、100kmまで1000円となる。50km以内は、東京駅からだと西八王子駅、羽村駅まで。新宿駅からだと高尾駅、青梅駅まで。

特急「はちおうじ」と「おうめ」の運転を取りやめる。特急「あずさ」と「かいじ」の一部が、新宿発から東京駅発に変更となる。

「中央線グリーン車」はどれだけ“稼げる”のか

「中央線グリーン車」はどれだけ“稼げる”のか 特急すらお役御免も問題なし? 驚きの投資効果を試算

中央線快速へのグリーン車導入にかかる投資額は約860億円。年間約80億円の増収効果を見込んでいる。

年末年始の鉄道情報

各鉄道会社の年末年始の運転について。小田急電鉄、西武鉄道は終夜運転実施せず。

高尾山は山頂が著しく混雑した場合は、入山規制を実施するので注意。

JR東日本

冬の臨時列車の運転について

中央・総武線各駅停車 (三鷹~千葉)、中央線快速電車(三鷹~高尾)、青梅線(立川~御嶽)などで大晦日から元旦にかけて終夜運転。

臨時列車も運転する。

1月 1日高尾 ⇒ 銚子
※立川と八王子にも停車
犬吠初日の出1号
1月 1日新宿 ⇔ 河口湖
※立川と八王子にも停車
富士回遊84・85号(富士初日の出号)
1月11日青梅 ⇔ 成田
※河辺、羽村、拝島、昭島、立川にも停車
開運成田山初詣青梅号
1月12日高尾 ⇔ 成田
※立川と八王子にも停車
開運成田山初詣八王子号
1月13日府中本町 ⇔ 成田
※西国分寺と新秋津にも停車
開運成田山初詣武蔵野号

京王電鉄

大晦日に京王線新宿~高尾山口間で終夜運転を実施します

大晦日に京王線新宿~高尾山口間で終夜運転を実施。

新宿発高尾山口行きの臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」を計4本運行。

京王バス株式会社では、調布駅北口・つつじヶ丘駅北口と深大寺を結ぶ初詣臨時バスを運行。

多摩モノレール

終夜運転及び年末年始のダイヤのご案内

大晦日から元旦にかけて終夜運転を実施。

高尾登山電鉄

年末年始のケーブルカー・リフト営業について

大晦日から元旦にかけてケーブルカーの終夜運転を実施。

御岳登山鉄道

年末年始および1月の当社施設営業について

12/31 23時以降から終夜運転特別ダイヤ。

都内のインフルエンザ、警報基準を超える

都内のインフルエンザ、警報基準を超える

5年ぶりに都の警報基準を超えた。年齢層別内訳を見ると14歳以下が多いんだな。

PFAS汚染水流出問題で米軍基地内へ視察

米軍基地内の視察はわずか1時間 PFAS汚染、やっと実現した立ち入り 「まだ出発点」地元はさらなる調査求め

米軍横田基地からPFASを含む汚染水が基地外に流出した疑いがある問題で、国と東京都、周辺自治体は20日、基地に立ち入り。国は今後、日米地位協定の環境補足協定に基づいて横田基地にあらためて立ち入り、貯水池の水をサンプリング調査する方向で調整している。

防衛省・外務省・環境省連名の報告→ 横田飛行場への立入りについて

PFAS目標値を超えた専用水道、半数が東京都内に集中

PFAS目標値を超えた専用水道、半数が東京都内に集中 政府が全国集計 検査を実施したのは24%だけ

環境省と国土交通省は24日、専用水道の検出状況を発表した。全国44カ所で超過、東京都内は23カ所。超過した専用水道のうち、国の施設名のみを公表。

都内では陸上自衛隊東立川駐屯地が343ナノグラム、空自府中基地が245ナノグラム、府中刑務所が204ナノグラム、陸自小平駐屯地が200ナノグラムだった。

地下から水と気泡がわき出た問題でJR東海は掘削との関係を認める

民家の庭にわいた「水と気泡」…JR東海「リニア大深度掘削が原因」 人への影響は?今後の対策は? 東京・町田

町田市の民家の庭で、地下から水と気泡がわき出た問題で、JR東海は19日、掘削との関係を認めた。

町田市、高精度なAI音声認識技術を利用した「議事録サポートAI」導入

町田市、高精度なAI音声認識技術を利用した「議事録サポートAI」導入。文章生成AIを活用し、議事録作成の手間を大幅削減

「議事録サポートAI」は、ボイスレコーダーやWeb会議アプリで記録した音声データを、文字データに自動で変換し、簡単に議事録が作成できるサービス。さらに議事要旨や企画書の作成もできる。

試験導入では作業時間を約96%削減したとのこと。

中学の部活を東京ヴェルディクラブが支援 「地域移行」の先行例として

中学の部活を東京ヴェルディクラブが支援 「地域移行」の先行例として 「選手に教えてもらえる」保護者に好評

公立中学校の部活動を地域クラブなどに委ねる「地域移行」の先行例として、バレーボールとバスケットボールの指導を日野市で展開。

教師の長時間勤務を減らすのはいいが、地域に指導者がいるかが問題。プロのスポーツチームがあって指導してくれるところはメリット大きいけど。

イオンモール日の出で「駐車場の通路」に太陽光パネルを設置

「駐車場の通路」に太陽光パネルを設置 イオンモール日の出で実証実験

イオンモール日の出で、駐車場内の通路に太陽光パネルを設置する実証実験を開始。2024年9月から2027年8月まで。太陽光路面発電事業などを展開する、MIRAI-LABO(八王子市)との協業。

イオンモールは「2040年までに、直営モールを100%地産地消の再生可能エネルギーで運営すること」を目標に掲げる。

東京・多摩地域、埼玉・千葉・神奈川と「若年人口」呼び込み争い

東京・多摩地域、埼玉・千葉・神奈川と「若年人口」呼び込み争い…都の手厚い子育て支援が後ろ盾

青梅、あきる野、奥多摩、檜原の移住支援策がある中、日の出町だけ何も書かれていない。確かに都の充実した支援を受けられるというのは近隣の県と比べメリットだな。

西武バスの“激レア路線”ついに廃止へ

西武バスの“激レア路線”ついに廃止へ 本数極少&片道だけ!? でも「まるでワープ」なルート

現在の運行は土曜日の1回だけ、しかも小手指行きのみ片道だけです。

日の出町都市計画マスタープラン(案)

「日の出町都市計画マスタープラン(案)」へのご意見を募集します。

町の現状が分析されているので見てみることに。

世帯数・流出・流入

世帯数は増加傾向、1世帯当たり人員は減少傾向。これは全国的な傾向でもある。

令和2年の本町の流出人口の主な流出先は、あきる野市が1,063人で最も多く、次いで八王子市537人、特別区417人、青梅市404人、立川市272人となっている。流入人口の主な流入元は、あきる野市が2,296人で最も多く、次いで青梅市718人、八王子市366人、福生市275人、羽村市260人となっている。

従業・通学による他市区町村への総流出人口は4,698人、他市町村からの総流入人口は5,486人で、788人の流入超過となっている。昼間人口の方が多いんだな。ショッピングモールや工業団地があるからか?

令和2年のデータだが、多摩地域で昼夜間人口比率が100を超えているのは立川市(115.4)、武蔵野市(110.1)、多摩市(101.4)、瑞穂町(114.4)、檜原村(110.7)、日の出町(108.2)となっている。区部は千代田区(1,753.7)を筆頭に半分近くが100を超えている。

森林環境譲与税の活用

東京都と都内12区市町村は、森林環境譲与税を活用して多摩地域の森林整備を進めるため、「森林環境譲与税の活用に係る都内連携に関する協定」を締結している。

協定を締結している自治体は東京都、千代田区、中央区、台東区、品川区、荒川区、葛飾区、八王子市、青梅市、あきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町。

「ひので野鳥の森自然公園」では森林資源を活用した脱炭素化、広域交流の取組を推進し、都内の脱炭素化に貢献。

3地域区分

ここでは「平井地域」、「大久野東地域」、「大久野西地域」の3地域に区分している。大久野西地域は細尾、肝要、松尾、三ツ沢、長井、水口。大久野東地区はそれ以外の大久野。

地域面積割合人口割合
平井地域約1/4約70%
大久野東地域約1/4約26%
大久野西地域約1/2約4%

改めて見ると大久野西地域の人口って全体の4%しかいないんだなと。ほとんど山だからね。

1月以降のイベント・ピックアップ

青梅だるま市

1/12(日)@青梅駅下車 旧青梅街道

編集後記

インフルエンザが流行っていますので体調には気を付けてお正月を過ごしたいですね。

それではまた来年お会いしましょう。

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