2022年秋アニメを見た感想

アニメ

2022年秋アニメもほぼ最終回を迎えたので感想を書いていこうと思います。

今期も面白いアニメが多かったですね。前期は「リコリス・リコイル」という神アニメが登場しましたが、今期もそれに匹敵する「ぼっち・ざ・ろっく!」が登場しました。今年の双璧を成すアニメです。

コロナ禍で延期していた「異世界おじさん」も戻ってきました。しかしまた13話が延期してしまい、アニメ界にもまだまだコロナの影響はありますね。

それではさらっと感想を書いていきます。

ぼっち・ざ・ろっく!

制作:CloverWorks

きらら系。陰キャがバンドに憧れてギターを始め、念願叶ってバンドを組む話。

陰キャゆえのぼっちで、ぼっち飯などぼっちストーリーが楽しめる。毎回見せる顔面崩壊や、実写を随所に取り込んだ演出が面白かった。特に嘔吐を表すダム放流シーンが最高だった。

虹夏みたな明るいキャラはだいたい破天荒にストーリーを進めていくんだけど、ここでは個性的なキャラが多いためかまとめ役になっている。「ぼっちちゃんのロック、ぼっち・ざ・ろっく!を」のセリフが最高すぎた。天使か。

ただのギャグや、ほのぼのだけじゃなくて、ぼっちがメンバーとのやりとりで徐々に本来のギターテクを発揮していくスポ根的な熱い展開もあってより楽しめた。

文化祭のライブではハプニングに対して、喜多ちゃんやぼっちが機転を利かせて乗り切る場面は成長を感じさせる展開で泣けた。最後ダイブして必ずしも大成功としなかったのは2期への布石と捉えておきます。

新米錬金術師の店舗経営

制作:ENGI

錬金術学校を卒業し、すぐに辺境の村でお店を経営するお話。

ほのぼのとした可愛い系を期待していたし、その期待に十分応えてくれた。しかしそれだけでなく、経営のこと、商売敵のこと、村のみんなのことなども描かれていてストーリーとしても本当に楽しめた。

ぼっちで頼りなく描かれていたのに、他の採集者より魔物を討伐する力があったり、経営者としてお金にシビアな面を見せたりと、可愛いだけじゃないギャップがこのアニメの見どころ。

陰の実力者になりたくて!

制作:Nexus

異世界転生モノ。転生前から陰の実力者を目指していて、異世界でもそのように振る舞っていく。

強いのにモブに徹する演技というのも面白い。よくある無自覚系とは違い主人公が中二病を自覚しているので、ある種のウザがない。ハーレム系ではあるが、主人公に恋愛感情がまるでなさそうなのでラブコメにならずに淡々と進むところも良い。

女の子たちがみんな魅力的。ツンデレのアレクシア、まっすぐでちょっとチョロい生徒会長、ほんわかシェリーなど全部それぞれに好き。2クールなのでまだ続きます。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

制作:EMTスクエアード

タイトル通りの追放系。次々と最強種の女の子をテイムし、ハーレムを形成していく。

最強種と契約すると本人も強くなるし、かわいい女の子とハーレムを形成する楽しさがある。タニアがちょろゴンすぎて、今期で一番可愛くて好き。勇者パーティーのゲスさが際立ちすぎてるので、もう少しマイルドでもいいかなと思った。

作画も良かったし、キャラクターも可愛かったしで単純に楽しめた。

異世界おじさん

制作:Atelier Pontdarc

夏アニメで7話まで放送されたが、コロナ禍で秋アニメに延期された。13話が延期されたので最後まで見てないが12話までの感想ということで。

相変わらずおじさんの鈍感力による行き違いが面白い。ツンデレエルフがアリシアに指輪をもらったことでマウントを取る場面も面白かった。「イキュラスキュオラされる」とか現実パートもちゃんと面白いのが良い。

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

制作:PINE JAM

オリジナルアニメ。廃部寸前のDIY部に入部してDIYするお話。

主人公のせるふが注意力がなく、すぐ怪我をしてしまったり、工具の使い方も下手だったりするが最後のツリーハウスの仕上げでちゃんと工具を使えるようになる展開は感慨深い。

キャラが個性的だったり、近未来な設定の割にはストーリー展開が平坦だったのは惜しいところだが、淡々と楽しめる感じのアニメだった。

SPY×FAMILY 第2クール

制作:WIT STUDIO、CloverWorks

春アニメに続き2クール目。予知能力を持つ犬を飼うことに。

単発ストーリーが多かったが、ジョージが学校を辞める回は特に好き。散々振り回して周りに貢がせたり、感動的なお別れのシーンもあったのに、次の日普通に登校してきて白い目で見られるのは面白かった。フィオナがヤンデレすぎるのと、無駄な動きの地下テニス回が楽しかった。

2023年にTVアニメ2期とオリジナルの劇場版が発表されたので、まだまだスパイファミリーは終わらない。

ヤマノススメ Next Summit

制作:エイトビット

4年ぶり4期目。1期が5分、2期と3期が15分で、今回はついに30分枠。

4話までは今までの総集編だったが、新たなシーンもちょくちょく挟まれていて単なる思い出しだけでなく新鮮さも感じることが出来た。相変わらず作画が良くキャラが可愛く描かれている。回ごとに作画が結構変わったりするが、それも含めて楽しめた。

終業式の終わりにクラスのみんなと天覧山に登る回で、あおいがみんなをリードする場面にほっこりしたし、富士山登頂リベンジで登り切る展開は、あおいの成長が見られて感慨深かった。

夫婦以上、恋人未満。

制作:studio MOTHER

高校の授業で生徒同士が夫婦を演じる「夫婦実習」があり、ギャルのあかりと夫婦役として同棲することになるラブコメ。

お互いにそれぞれ好きな人がいるが、次第に演技から本当の恋愛感情になっていくニセコイ的展開に。お互いの好きな人を知っているので、恋愛感情にブレーキがかかってしまうが、自分の気持ちに正直に行くかどうかの葛藤が見どころ。

恋愛フロップス

制作:パッショーネ

オリジナルアニメ。突然転入してきた5人の女の子と一緒に暮らすハーレムラブコメ。前半の個性的な5人とのハチャメチャなラブコメが楽しかった。

後半では亡くなった幼なじみの記憶をもとにして作られたAIってことが判明し、無難な感じに収まってしまった。2020年放送の「神様になった日」みたいに前半は楽しい日常で、後半シリアスで涙を誘う展開は、どうしても唐突さを感じてしまうんだよね。

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

制作:ENGI

2年ぶり2期目。2人の親密度がどんどん上がっていく感じに。

進展しない2人だったが、親友からあせらされたり、宇崎の家族が登場し包囲網が張られる。娘との関係を知らなかった宇崎父が、後に関係を知って右往左往する展開は面白かった。

転生したら剣でした

制作:C2C

転生モノでモンスターに転生するのはままあるが、モノ(剣)に転生するのは新しい。剣としてチート能力がありつつ、女の子のフランに装備され共に冒険を続けるお話。

ラブコメにならず師弟関係の男女ペアで冒険をするっていうのも珍しい。剣と装備者に別れてるため、俺最強的な展開になりにくく、お互いの信頼感で冒険を進めていくので楽しく見られた。

不徳のギルド

制作:ティー・エヌ・ケー

冒険者の主人公が次々にギルドの新人を教育することになり、やがてハーレム化へ。ギャグでH系なので新人がモンスターにやられてしまうという流れ。描写も攻めていて助かる。

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

制作:MAHO FILM

ゲーム世界に悪役令嬢として転生する「はめふら」的なお話だが、すでに皇太子との婚約破棄が決まった状態からスタートする。策を弄して破滅を回避していったり、かつての敵にも取り入って協力させる悪役令嬢の豪胆さが見ていて心地よかった。

農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

制作:studio A-CAT

タイトル通りで、農民だったが強さを見込まれて冒険者としても働くことに。ゲーム世界の異世界転生でよくあるステータスウィンドウとかもなぜか見られたりするのはご愛嬌。

3話くらいまでは程よいギャグだったが、4話以降は完全にギャグ化した。次第に展開が雑になってきたのは残念だが、ギャグと割り切ってみればそれなりに楽しく見られたかなと。


最後に今年のアニメの感想をさらっと。

今年はCloverWorksがすごかった。明日ちゃん、着せ恋、スパイファミリー、くノ一ツバキ、ぼざろ、と名作ばかり。去年まではそこまでではなかったのに、今年に入ってヒット作を連発してる。作画もとても良かった。

さて、今年の特に面白かったアニメを挙げておきます。

明日ちゃんのセーラー服
であいもん
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-
リコリス・リコイル
シャインポスト
異世界おじさん夏-秋
ぼっち・ざ・ろっく!

これ以外にも面白いのはたくさんありますが、敢えて挙げてみました。ランキングを付けるのは難しいのでしませんが、今年のトップは「リコリス・リコイル」と「ぼっち・ざ・ろっく!」の2つですね。

それではまた2023年冬アニメでお会いしましょう。

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