どうも、じゅじゅいちです。八王子市にある滝山城跡に行ってきました。
滝山城は国の史跡で、続日本100名城にも選ばれています。後北条氏第3代目当主・北条氏康の三男、北条氏照が城主です。築城年は諸説ありますが、1567年までに氏照が移転してきたと見られています。1569年に武田信玄軍からの攻撃を受け三の丸(または二の丸)まで攻め込まれましたが、これを凌ぎました(滝山合戦)。この戦いで滝山城の戦略的な不備を感じ1587年までに八王子城を築城し移転していきました。今年2019年は滝山合戦から450年の節目の年にあたります。

八王子駅からバスに乗り「滝山城址下」で降りるとすぐに入口が見えてきます。

大手口と思われる天野坂から攻めていきます。

稲荷のお社があります。

ここは一段高くなっているので下から来た敵を狙えますね。

道の左側には空堀があります。

要所要所に遺構説明板があります。下のマークを専用のARアプリで読み込むと解説してくれます。こちらからダウンロードしてください。

上が三の丸で、三方を空堀で囲まれています。堀の底から上まで15mほどあります。硬い守りですね。

小宮曲輪。家臣の屋敷があったところ。小宮氏は西多摩出身の家臣と見られています。木が生え放題です。

三の丸です。こちらも木や草が生え放題となっています。

空堀で囲われていて上から見ても結構な高さがありますね。

山の神曲輪に向かいます。細い道が続きます。

山の神曲輪から北側の展望良し。山の神とは農耕神でここに祀られていました。この曲輪は城下の民衆たちの避難場所と見られています。多摩川と秋川が見えます。多摩川の北側が拝島で、ここに武田信玄本隊が陣取りました。別働隊の小山田信茂は誰も予想していなかった小仏峠から攻めてきました。

コの字型土橋。敵方の侵攻に対して体の向きを変えて進ませ、側面から攻撃できるようにしたとか。

千畳敷。城下の民が年貢を納めたり、陳情に来る役場的な施設があったと考えられているとか。良い広場だ。

千畳敷の先に弁天池があったそうです。湧水や雨水を溜めていたとか。小舟を浮かべて宴を楽しむような池だったらしい。

千畳敷の東側に馬出があります。二の丸の虎口の前に位置しています。
下編に続きます。いよいよ二の丸から本丸へ。
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