多摩地域ニュースまとめ2025年11月前半号

多摩

前回まで冒頭で長々と書いてきたコラム的な文章を一つのコーナーにすることにしました。

コーナータイトルは「多摩争論」。

ジャーナリストの筑紫哲也氏が「NEWS23」で1人で語るスタイルのコーナー「多事争論」。

その「多事」を「多摩」に変えて拝借しています。

「多事争論」とは福沢諭吉の「文明論之概略」に登場する言葉です。

国家的な難題(開国)に直面した際、皆が同じ意見で一致団結するのではなく、むしろ多くの人が様々な事柄について争って論じ合うことが、誤った道を選ばないための唯一の道であるという考え方です。

もちろんただのパロディなのでそのような高尚な意図はないのですが、思いのまま書いていきます。

それでは今回も多摩地域のニュースを見ていきます。

福生市、羽村市をエリアとするコミュニティFM放送局開局

Hello FM

福生市、羽村市をエリアとする、地域密着のコミュニティFM放送局「Hello FM」(89.2MHz)が誕生。

地域密着の情報を届けるコミュニティ放送局は全国に345局あり、Hello FMは西多摩初の局となる。

エフエムプラプラ

スマホアプリやブラウザからも聴取可能。

多摩地域には他にも、八王子FM(77.5)、むさしのFM(78.2)、多摩レイクサイドFM(79.0)、調布FM(83.8)、FM西東京(84.2)、FMたちかわ(84.4)、FMひがしくるめ(85.4)、狛江FM(85.7)、東京府中FM(87.4)がある。かつては多摩市にもあったが2010年に廃局している。

ちなみにTBSラジオ毎週土曜15:25-15:55に「立飛グループpresents 東京042~多摩もりあげ宣言~」という多摩地域を取り上げた番組もあるのでこちらも要チェック。

温泉総選挙2025

温泉総選挙2025

秋川渓谷瀬音の湯(あきる野市):全国・美肌部門2位、関東エリア・美肌部門1位

生涯青春の湯つるつる温泉(日の出町):全国・美肌部門5位、関東エリア・美肌部門2位

数馬の湯(檜原村):全国・健康/スポーツ部門5位、関東エリア・健康/スポーツ部門1位

つるつる温泉は初エントリー。関東エリア・美肌部門1位と2位を多摩地域が独占。

都内での目撃情報は例年以上! 奥多摩町では6年ぶりの人的被害も

都内での目撃情報は例年以上! 奥多摩町では6年ぶりの人的被害も…クマ被害の現状と各自治体の対策まとめ

奥多摩町でクマによるケガ人が出たのは、6年ぶりです。自治体がクマ対策に苦悩するなか、9月から「改正鳥獣保護管理法」が施行。これにより、安全管理などいくつかの条件を満たせば、自治体の判断で市街地での猟銃の発砲が可能になりました。

課題としては、職員向けの自治体独自のマニュアル作成が追いついていないこと、さらには、職員の安全確保の判断に専門知識がないといったことなどが浮き彫りに。

日野自動車が上方修正 26年3月期400億円の最終黒字に

日野自動車が上方修正 26年3月期400億円の最終黒字に、価格転嫁で

日野自動車は4日、2026年3月期の最終損益が400億円の黒字(前期は2177億円の赤字)になる見通しだと発表した。

従来予想から200億円上方修正した。販売台数は減少するが、国内を中心に車両価格の引き上げを進めたことが寄与する。為替の円安も利益水準を押し上げる。

同日、独ダイムラートラックのインド法人社長のサティヤカーム・アーリャ氏(52)が26年4月1日付で日野自の社長に就くと発表した。

志村けん銅像前での鏡開きはいかが 東村山市がユニークなふるさと納税返礼

志村けん銅像前での鏡開きはいかが 東村山市がユニークなふるさと納税返礼

東村山市はふるさと納税の新たな返礼品として、寄付者に「一日市長」を体験してもらうユニークな試みを導入した。100万円を最初に寄付してくれた人と同伴3人までの1組が対象。

「ガラケー」からの変更も対象 高齢者にスマホ購入費助成

「ガラケー」からの変更も対象 高齢者にスマホ購入費助成 デジタル情報格差解消で多摩市

多摩市は、スマートフォンを購入する市内の高齢者に、通信契約したスマホ本体の購入費や契約事務手数料などを最大3万円助成する。高齢者のデジタル情報格差の解消が狙い。

バスケ新リーグ 来年秋開幕 立川と八王子、Bワン参入決定

バスケ新リーグ 来年秋開幕 立川と八王子、Bワン参入決定

今季は3部にあたる「B3リーグ」に所属している立川ダイスと八王子ビートレインズは来年秋に開幕する国内の新リーグ「BリーグONE(Bワン)」に参入することが決まった。

京王電鉄、新型通勤車両「2000系」お披露目 大型フリースペース導入

京王電鉄、新型通勤車両「2000系」お披露目 大型フリースペース導入

京王電鉄が来年1月31日から運行する新型通勤車両「2000系」が10月27日、若葉台車両基地(稲城市)でお披露目された。

新型車両には、同社初となる大型フリースペース「ひだまりスペース」を導入。ベビーカーや車いす利用者が使いやすいエリアを拡大し、子どもが夢中になれるよう大型窓や、車内での動線や機能性を考慮したついたてを設置する。

「ひだまりスペース」設置車両は、車両乗降時、エレベーターの設置率が高い5号車とした。「ひだまりスペース」の名称は投票で決定。

八王子市の自動運転バス事故、原因は「設計上の不備で、古い位置情報を誤読し急ハンドル」

八王子市の自動運転バス事故、原因は「設計上の不備で、古い位置情報を誤読し急ハンドル」 東京都が発表

八王子市(高尾地区)における自動運転バスの事故について

八王子市で8月、自動運転の実証実験中のバスが道路脇の街路樹に衝突し3人が軽傷を負った事故で、都は10日、古い位置情報を誤って読み込む設計上の不備が原因と発表した。

高速走行時は急ハンドルが制御されるが、事故当時は時速20キロほどだったため機能しなかった。衝突回避機能も作動しなかった。

都は「事故原因に関する具体的な再発防止策については、有識者に知見をいただきながら検討を進め、年内を目途に別途お知らせします」としている。

“多摩川格差”にワーママ悲鳴

“多摩川格差”にワーママ悲鳴「保育料0⇒12万円に」川1本で子育て支援が激変 犬山紙子氏「子育て支援はケチるところではない」

東京都と神奈川県の間を流れる川「多摩川」。川の向こうには、子育てや教育支援が全国トップクラスの充実ぶりを見せる東京都がある。住む場所がほんの少し違うだけで、受けられる行政サービスに大きな差が生まれている。こうした状況は、川の名前にちなんで「多摩川格差」と呼ばれるようになった。

「多摩格差」ならぬ「多摩川格差」。改めて思うけど、多摩地域の良さは23区ほど混雑してなく、都心への通勤・通学も可能で、東京都の手厚い行政サービスが受けられるところだよね。

令和6年 東京都人口動態統計年報(確定数)

令和6年 東京都人口動態統計年報(確定数) 東京都の合計特殊出生率0.96、前年より低下

出生

出生数は84,207人で、前年より2,141人減少、9年連続減少した。

合計特殊出生率は0.96で、前年の0.99より低下、8年連続低下した。区部で0.96、市部で1.04となった。いずれも全国平均1.15より低い。

多摩地域では東大和市1.17、清瀬市1.14、羽村市1.14、昭島市1.13、福生市1.13、東久留米市1.11となっている。東大和市だけが全国平均を上回っている。

死亡

死亡数は140,329人で、前年より3,088人増加した。

死亡率(人口千対)は10.4で、前年の10.2より上昇。全国の13.3より低い。区部で9.4、市部で10.9、群部で20.9、島部で19.4。

多摩地域では檜原村45.7、奥多摩町41.9、日の出町25.1が突出している。

婚姻

婚姻件数は76,441組で、前年より4,667組増加した。

婚姻率(人口千対)は5.7で、前年の5.3より上昇。全国の4.0より高い。区部6.2、市部3.5、郡部2.4、島部3.5。

多摩地域では武蔵野市と福生市が5.3%と高い。三鷹市・調布市・小金井市・国分寺市が4.4となっている。

離婚

離婚件数は20,424組で、前年より408組増加した。

離婚率(人口千対)は1.52で、前年の1.49より上昇。全国の1.55より低い。区部1.50、市部で1.30、郡部で1.60、島部で2.27。

多摩地域では檜原村2.75が突出して高い。青梅市1.75、武蔵村山市1.72、福生市1.70、瑞穂町1.70と続く。

多摩争論 「『日本人ファースト』を考える」

今年を象徴する言葉の一つに「日本人ファースト」があります。今年の参議院選挙では、グローバル化、移民問題、経済安全保障への関心が高まる中で、この言葉は日本の国益や国民を優先する考え方として、一部の政党や運動で用いられました。

在留外国人の現状

出入国在留管理庁によると在留外国人数はコロナ禍を除いて年々増加しており、令和7年6月末時点で395万6,619人に上ります。

国籍・地域別の構成比は、中国が22.8%、ベトナムが16.7%、韓国が10.4%と続き、フィリピン8.8%、ネパール6.9%、インドネシア5.8%、ブラジル5.3%、ミャンマー4.1%となっています。
中国・ベトナム・韓国の3カ国で約半数を占め、上位8カ国で全体の8割以上という高い集中度が見られます。

在留外国人は東京都に19.6%が集中し、続けて大阪府9.1%、愛知県8.7%、神奈川県7.7%、埼玉県7.0%、千葉県6.3%となっています。一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で4割を超え、上位5都府県で半数以上を占めています。

国際比較における日本の位置づけ

OECDの「International Migration Outlook 2025」によると、2024年時点の「OECD諸国における外国生まれの人口の総人口に対する割合」で、日本は38カ国中36番目と、わずか2.7%です。OECDの平均値が15.3%であるため、日本は5.7倍もの開きがあります。

さらにG7諸国と比較しても、カナダ22.0%、ドイツ19.1%、イギリス15.2%、アメリカ14.9%、フランス14.0%、イタリア11.2%と、日本の割合は極めて低い水準にあります。隣国の韓国でさえ4.2%と、日本の1.6倍です。

東京都内の地域別分析

「東京都の統計」の外国人人口を見ると、令和7年1月1日時点の東京都の外国人人口は72万1,223人で、都の総人口に対する割合は5.08%です。

この割合は、区部(東京23区)で6.13%、多摩地域で2.69%と、地域によって大きな差があります。特に10%を超える区は、新宿区(13.45%)、豊島区(11.76%)、荒川区(10.54%)の3区です。一方、区部で3%を下回るのは世田谷区(2.99%)のみです。

多摩地域は総人口に対する割合が2.69%と、日本全国平均とほぼ同じ水準です。

その中で福生市が8.22%と突出しており、東京都全体や区部の平均値よりも高い割合を示しています。続いて羽村市、瑞穂町、立川市、小平市、武蔵村山市、昭島市と、小平市を除く地域は横田基地周辺の自治体が並びます。小平市は、市内に朝鮮大学校があるためか、朝鮮籍の割合が比較的多くなっています。

八王子市を除く南多摩や、横田基地に隣接していない西多摩地域は、外国人割合が比較的少ない傾向です。

国籍別構成の傾向

国籍別では、東京都全体では中国が38.94%と最も多く、続いて韓国12.43%、ベトナム7.34%、ネパール6.75%、フィリピン5.12%です。これは日本全体と比べて中国人が突出して多く、ベトナム人が少ないのが特徴です。

一方、多摩地域全体では中国30.86%、韓国11.7%、ベトナム11.52%、ネパール6.57%、フィリピン8.41%となっています。

東京都全体と比較すると、多摩地域は中国人の割合がやや低く、ベトナム人とフィリピン人の割合が高くなっており、これは日本全体の傾向に近いと言えます。この結果から、23区の特異性が明確に見て取れます。

さらに西多摩全体の傾向としては、中国人と韓国人の割合が低く、ベトナム人とフィリピン人の割合が高くなっています。

多文化共生の取り組みと意識調査(福生市)

外国人比率が高い福生市では、多文化共生の取り組みが進められています。

令和2年には福生市と羽村市で「福生・羽村多文化共生事業」として実態調査が実施されました。

日本人住民への設問で「外国人が多くいることで心配なこと」(複数回答可)として多かったのは、治安の悪化(53.5%)、ごみの出し方の悪化(44.2%)、部屋から大きな声や物音がしないか(38.1%)でした。

一方で、「外国人に期待すること」としては、異文化交流や日本文化との調和(56.2%)が最も多く挙がっています。

外国人住民への「日本の生活での困り事、心配事」という設問では、ことば(32.2%)、生活費など金銭的な問題(21.7%)、税金(住民税、国民健康保険税など)(20.2%)が上位を占めました。

福生市では、日本に住む外国にルーツを持つ人々の現状や文化の違い、コミュニケーションの姿勢などについて講義を開催するなど、相互理解を促す支援を行っています。

また、令和3年度には市のホームページに「やさしい日本語」の翻訳機能を追加し、令和4年度の取り組みとして、広報ふっさの記事を多言語で翻訳できる専用ウェブサイト「広報プラス」を導入し、多文化共生を推進しています。

外国人問題と誤情報への対応

外国人が増加したことで、国内では様々な問題も発生しています。

その一つが「外免切替」制度を利用した外国籍ドライバーによる重大事故の多発です。

外国の免許から日本の免許へ切り替えるこの制度は、試験内容の簡便さが問題視され、本年10月1日から制度が厳格化されました。

静岡県警によると、厳格化により筆記試験の合格率が前年から56%も急落したということです。厳格化により運転技術や交通ルールに対する理解が深まることを期待します。

このように制度に不備がある場合は、迅速に見直し、改めていく必要があります。

一方で、外国人対応に関するデマも広がっています。

例えば、北九州市では、多くの児童・生徒が同じ献立を食べられるよう、食物アレルギーの原因となる食材28品目を除去する取り組みが実施されました。

結果として豚肉も除去対象となり、ムスリムの方も食べられる献立になっていましたが、「北九州市でムスリムに対応した給食が始まった」という誤情報が拡散され、市に1000件を超える苦情が寄せられる事態となりました。

また、「JICAアフリカ・ホームタウン」の事業が、「山形県長井市がタンザニアの国の一部になる」といった誤解を与える記載や、「移民の受け入れ促進」「日本と当該諸国との往来のための特別な査証の発給」などの誤情報が拡散され、事業撤回に追い込まれた事例もあります。

外国人問題が注目される今だからこそ、私たちは冷静に事実を見極める姿勢が求められます。

11月後半以降のイベント・ピックアップ

秋川流域花火大会

秋川流域花火大会

11月15日(土)@東京サマーランド第2駐車場
全エリア有料観覧制
飲食店ブースは12:00から、パフォーマンスは13:00から、花火打ち上げ開始は18:00。

狩猟鳥獣の種類と東京都で狩猟のできる期間

狩猟鳥獣の種類と東京都で狩猟のできる期間

11月15日から翌年の2月15日まで。

ゲゲゲ忌2025

ゲゲゲ忌2025

11月18日(火)-30日(日)@調布市内各所

多摩モノまつり2025

多摩モノまつり2025

11月22日(土)10:00-15:00@多摩モノレール車両基地

酉の市

一の酉:11月12日(水)、二の酉:24日(月)

大鷲神社例祭@大國魂神社

大酉祭@田無神社

酉の市@武蔵野八幡宮 

酉の市@市守大鳥神社 

ジャパンカップ

ジャパンカップ

11月30日(日)15:40@東京競馬場

編集後記

15日から日本で初めて、ろう者の国際競技大会「東京2025デフリンピック」が開催されます。

多摩地域では、調布市の京王アリーナTOKYOでバドミントン(16~21日、23~25日)、府中市の府中市立総合体育館でレスリング(21~24日)、東大和市の東大和グランドボウルでボウリング(17~25日)が予定されています。

各競技は誰でも事前申し込み不要で無料で観戦できるので参加してみてはいかがでしょうか。

それでは。

コメント