2022年参院選【東京選挙区編】

多摩

2022年参院選を見ていきます。

全体編

参院選今回改選分。

自民公明立民維新国民共産れいわ社民N党参政
合計631317125431115
選挙区4571042110005
比例18678332111
改選前55142367601008

自民が議席を増やし改選過半数に。公明も安定の全員当選。立民、共産、国民は議席を減らし、維新が倍増している。れいわ、N党も改選分としては初議席。社民は参院唯一の議席と政党要件を死守。参政が初議席と政党要件を獲得。

比例では維新が立民を超えて野党第一党に。転換点。2019年の得票率と比較すると立民・共産が大きく減って、自民・公明・国民も微減。維新が大幅に伸びて一人勝ち。

東京選挙区

6枠に34人出馬。

当選名前政党現新経歴得票数(得票率)
朝日健太郎自民現1元国交政務官922,793(14.7%)
竹谷とし子公明現2元財務政務官742,968(11.8%)
山添拓共産現1685,224(10.9%)
蓮舫立民現3元行政刷新相670,339(10.6%)
生稲晃子自民619,792(9.8%)
山本太郎れいわ元1元衆院議員(比例東京)
元参院議員(東京選挙区)
565,925(9.0%)
海老澤由紀維新元大阪市議530,361(8.4%)
松尾明弘立民元衆院議員(比例東京)372,064(5.9%)
乙武洋匡2016年参院選にて
自民から出馬予定だったが辞退
322,904(5.1%)
荒木千陽ファースト元都議(中野区)284,629(4.5%)

自民・中川雅治氏、立民・小川敏夫氏の2人が引退。自民は新たに生稲晃子氏を、立民は元衆議院議員の松尾明弘氏を擁立。

自民・朝日氏、公明・竹谷氏、共産・山添氏、立民・蓮舫氏と現職は全員当選。自民・生稲氏は初当選、立民は1議席を失い、衆院から鞍替えしたれいわ・山本氏が当選。山本氏の抜けた議席は同じくれいわ・櫛渕氏が繰り上げ当選している。うまい。

次点は維新・海老沢氏。都議から国政に挑戦したファースト・荒木氏は落選。都議会ではあれだけ議席があっても国政では無理なのか。東京でも維新が勢力を伸ばしつつある。

6年前と比べて得票率的に蓮舫氏は8%ほど減らして、朝日氏は新人から現職になったこともあってか4%ほど増やしている。竹谷氏、山添氏はほぼ横ばい。3年前と同様に立民の2議席は無理そうで、今後は出馬も1人に絞らないと厳しいかも。

区市町村別得票率

自民・朝日氏。都心3区と西多摩郡部で特に強い。

公明・竹谷氏。西多摩、八王子、城東、城北と周辺部で強い傾向。

共産・山添氏。竹谷氏とほぼ真逆で北多摩や城西で強い。公明と共産は地域差が大きく、完全に棲み分けができてる感じ。

立民・蓮舫氏。多摩地域で強い印象。比例の立民票と比べると23区票が取り込めてない印象。

自民・生稲氏。傾向としては同じ自民の朝日氏と同じく西多摩と都心で強いが、それほど顕著ではない。小金井市出身とのことでそこだけ高めに出ている。

れいわ・山本氏。城西から北多摩南部で強め。

維新・海老沢氏。都心中心。

立民・松尾氏。城西から北多摩にかけて強めなのは比例の立民票とほぼ同じ傾向。絶対量が足りなかったか。

乙武氏。都心を中心とした23区が強めで、多摩地域は少なめと顕著に違いが出てる。

ファースト・荒木氏。西多摩と地元の中野区で強い。

それでは。

コメント