どうも、お久しぶりです。じゅじゅいちです。
2022年冬アニメも最終回を迎えたので感想を書いていこうと思います。今期完走は14本でした。
■明日ちゃんのセーラー服
制作:CloverWorks
憧れのセーラー服を着るために母親と同じ中学校に入学した明日小路(あけび こみち)だったが、入学後に学園の制服がブレザーに変更されたことを知る。そんな中で一人だけセーラー服で通う学園モノ。まず制服を自作するというところが分からないし、事前に制服を知らされていないことが分からないし、一人だけセーラー服が許可されるのも分からないが、そういう設定ということで細かいことは気にせずに楽しもう。
当初一人だけ浮いてイジメっぽい感じになるのかと思ったが、優しい世界でいい方に目立っていく展開に。小学校時代は田舎のため同級生が誰もいなかったので、積極的にクラスメイトを攻略して友達を増やしていく。クラスメイトは個性的で魅力的なキャラクターばかりでやり取りが楽しい。特に蛇森ギター回はギター弾けないのに出来るって言って練習して披露する話は青春っぽくて良かった。
作画も気合入ってて時々挿入される一枚絵(通称「宗教画」)も素敵。最終回のダンスシーンは劇場版かと思うほど素晴らしい動きで見入ってしまった。制作のクローバーワークスは今期「着せ恋」も担当しているが、どちらもアニメーションが気合い入りまくりですごい。
まだ掘り下げられていないクラスメイトもいるので続きも見たい。原作のストックがまだあるみたいなので2期に期待。
■天才王子の赤字国家再生術
制作:横浜アニメーションラボ
不毛な地でろくな産業もない国家を突然まかされた王子が、少しでも国の価値を高めて売国し悠々自適な隠居生活を送ってやろうと目論むお話。国の運営ということで今期は似たような「現実主義勇者」もあるが、本作品は転生ではないファンタジー世界のお話で、コミカルな作風となっている。
戦争をふっかけられて程々で講和しようとしたが完勝してしまったりと思惑とは裏腹に勢力が拡大してしまう。小国ながらも王子が知略を駆使して他国を圧倒していくところが面白い。
突然押し掛けてきたバカ貴族が落下して死んだり、アホ皇子が疑いもなく毒を飲んでしまったり、策を巡らすところと、あっけない展開のコントラストも見どころの一つ。
キャラクターも可愛く、作画も良く、安定して楽しめた作品だった。
■その着せ替え人形は恋をする
制作:CloverWorks
雛人形職人を目指す冴えない男が、コスプレ好きのギャルに衣装を作ることになり次第に親しくなるお話。男が服を作り女が着るのは「ランウェイで笑って」と同じパターン。こちらは両者趣味ではあるが。
採寸したり、布を買ったりとデート回っぽいのもほほえまーな感じ。途中から加わったジュジュ様や心寿ちゃんもメインヒロインとは違った魅力があり楽しめた。
最終回の花火の表現は迫力があり圧倒的な描写でアニメ史に残る花火シーンだと思う。制作のクローバーワークスの本気が見られた。
■スローループ
制作:CONNECT
きらら系の釣りアニメ。親の再婚で姉妹になったひよりと小春が趣味の釣りを通して親しくなっていくお話。釣りのテクニックや魚料理などの知識なども描かれるが、基本日常系のほほえまーなアニメ。キャラクターもきららゆえに可愛く描かれている。特に恋ちゃんが好き。
■失格紋の最強賢者
制作:J.C.STAFF
最強の魔法使いになるため数千年後の同じ世界に転生して無双する転生モノ。学園に入学するが無詠唱魔法を使えるために逆に指導する立場に。ルリイやアルマ、イリスなどお約束どおり女の子とパーティーを組んで冒険に出ていく。4つのうちの最弱と見られている紋章で下に見られるが、実力で乗り越えていく「最弱とみせかけて最強」要素もしっかり押さえている。最強&ハーレムのお約束展開で安心して見られるなろう系アニメでした。
■現実主義勇者の王国再建記 第二部
制作:J.C.STAFF
半年ぶり2クール目。今回は領土交渉とか奴隷問題、難民問題など説明回が多かった。話としては面白いが1クール目の戦争や都市づくりの方が派手さがあってアニメ向きといった感じだったかな。政治や歴史などの知識をもとにして話を展開させていくのは面白い。
■ハコヅメ~交番女子の逆襲~
制作:マッドハウス
漫画原作で去年夏にドラマ化もされいて、それに続き今回アニメ化された。交番勤務の日常を描いておりタイトルは「交番(ハコ)勤務(ヅメ)」ということらしい。基本コメディ寄りだが、作者は元警察官ということで警察ならではのシリアスも入り混じったお仕事モノといったお話。
切符切った相手に暴言を吐かれたり、女性警官ということでなめられたり、刑事課のリーゼント率が高かったりと大変な面も描きつつ、助けた人から感謝されたりと報われる面も描いている。死亡事故があった後の交通取締りは、交通事故の悲惨さを知っている警察官と知らない一般人との間の隔たりを感じた。警察の内情をうかがい知れる作品だった。
■からかい上手の高木さん3
制作:シンエイ動画
3年ぶり3期目。今回は高木さんがだいぶ攻めてきているなという印象がある。
文化祭の演劇で高木さんはお姫様役で西方は脇役だったが、ひょんなことからラストをかっさらっていく展開は感動した。クリスマス回は雪が降ったりプレゼント交換など王道な展開だったが、映画のような完成度の高さで素晴らしかった。バレンタイン回の嫉妬する高木さんもとても新鮮。
名エピソードが多い3期目となった。全くの余談だが、月本サナエと前期の「先輩がうざい後輩の話」に出ていた月城モナが同じ顔だったと今頃気づいた。
■平家物語
制作:サイエンスSARU
平家物語のアニメ化。オリジナルキャラクターとして語り部となる琵琶法師の「びわ」が追加されている。びわは重盛に会い一緒に暮らし、平家の行く末を見届けていく。
重盛が清盛の横暴に対して「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」と言った場面が格好良く印象的だった。全11話なのでさらりと描かれた場面もあり、長編でも見てみたいなと思った。
■ルパン三世 PART6
制作:トムス・エンタテインメント
2クール目。盗みの技術を教わったトモエ先生をめぐるお話。ルパンマニアのCEOや人魚伝説の町の妄想娘など単発エピソードも面白く楽しめた。そんな単発エピソードが実は伏線だったことには驚かされた。今期も渋い話が多くルパンらしさを堪能できた。
■終末のハーレム
制作:Studio五組×AXsiZ
去年の秋アニメ時期に1話だけ放送されたが、「表現の精査が必要」とのことで1クール分延期され今期に放送開始。男殺しウイルスによって男がほぼ死滅した世界で、免疫を持った男が子作りのためにハーレム化するお話。
主人公の水原の方はストーリーを進めるという感じで、H展開はNo.3の男である土井の学園ハーレムが主になっていた。最終回は作画もおかしくてストーリーも無理やり詰め込んでいて打ち切りっぽく終わってしまった。
■進撃の巨人 The Final Season Part 2
制作:MAPPA
1年ぶり。第4期の2クール目。ついにエレンによる地鳴らしが発動し、それを阻止するミカサやアルミンたちとイェーガー派の戦いに。完結編が来年の2023年に放送決定。2013年に第1期が放送されてから実に10年となるがいよいよ来年で終りを迎える。
■怪人開発部の黒井津さん
制作:Quad
悪の組織で怪人開発を担当する開発部のお話。怪人を開発してはヒーローと戦わせていくが、予算の都合や幹部からの圧力など会社組織ならではの苦労が描かれていたりと内部のドタバタが中心のギャグアニメ。
ちょくちょく実在のローカルヒーローが出てくるところも面白い。最終回は外資系の悪の組織に対し、日本各地のローカルヒーローが結束して戦うという熱い展開で期待以上に楽しめたものとなった。
■異世界美少女受肉おじさんと
制作:オー・エル・エム Team Yoshioka
中年サラリーマン2人が異世界に飛ばされて魔王を倒す羽目になるお話。1人は金髪美少女になって転生しラブコメ状態になるという異色の異世界モノ。金髪美少女の「魅了」の能力でいろんなことに巻き込まれるドタバタ異世界ストーリー。
それではまた2022年春アニメでお会いしましょう。
コメント