どうも、じゅじゅいちです。
府中市郷土の森博物館に行ってきました。6月いっぱいは「あじさいまつり」ということで一万株ものあじさいが咲き誇っています。また郷土資料の展示や復元された建物、そしてプラネタリウムもあり一日中楽しめる博物館となっています。入場料は大人300円、プラネタリウムは別途600円です。

分倍河原駅からバスが出ています。また府中本町駅からも徒歩で20分程度で行けます。

旧府中町役場を復元したものです。大正時代に建てられた洋風建築で東京都指定有形文化財です。

園内では多数のあじさいが咲き誇っています。

きれいですね。あじさいの花言葉には「移り気」や「浮気」なんて意味もあるそうですのでカップルで来ている方はお気をつけください。

万葉歌碑です。「赤駒を 山野にはがし 捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ」と刻まれています。乗っていくはずの馬を山野に逃がしてしまい捕まえられないので多摩の横山を歩いて行かせることになった、みたいな意味ですかね。防人として旅立つ夫のことを想った妻の歌です。武蔵の防人はまずここ府中に集合し、多摩の横山を越えて目的地の九州に向かったらしいです。

旧三岡家長屋門です。江戸時代後期に建てられたとか。東京都指定有形文化財です。

下から見たところ。茅葺屋根をのせているところが特徴だとか。

川崎平右衛門の像。押立村(現在の府中市押立町)生まれ。押立村名主。享保改革の主要政策だった新田開発ですが、武蔵野の新田開発はあまりうまくいっていませんでした。新田世話役に任命された川崎平右衛門は開墾するたびに養料を与えたり、生活が立ち行かず離散した農民には立ち帰り料を与えて戻ってくるようにしたりと様々な解決策を実行し、武蔵野新田開発を復興させたとのことです。

まいまいず井戸。復元にあたって羽村市五ノ神のものを参考にしたとか。

園内に滝があります。

子どもたちが水遊びしていました。
プラネタリウムも見てきました。「星空の時間」と「映像の時間」という2種類の上映があります。星空の時間は「今夜の星空散歩~春の星と北斗七星~」という内容で北斗七星を中心とした春の星座を紹介していました。Musashifuchu(武蔵府中)という名前のついた小惑星もあるんですね。この時期は乙女座の辺りにあるそうです。そして映像の時間は「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」という内容で、はやぶさ2の準備段階から実際に飛び立つまでの迫力のある映像でした。はやぶさ2は現在、小惑星リュウグウでサンプルを採取していて2020年末には地球に帰還する予定だそうです。
このプラネタリウムは2018年にリニューアルされ、府中市にある五藤光学研究所が開発したケイロン3が導入されています。先日訪れた多摩六都科学館にはケイロン2が導入されていますが、その後継機にあたるわけですね。座席の肘掛けにはレスポンスアナライザーと呼ばれるアンケート用のボタンがついていて、2つの話の中からどちらを聞きたいかなどのアンケートに使われていました。解説員の話し方は多摩六都科学館と同じだったので、解説員用の話し方があるのかなと思いました。
この他に府中市の歴史が分かる常設展示室があり古代から現在までがわかりやすく展示してあります。特に武蔵国の国府があった場所なので見どころもたくさんです。
あじさいなどの自然、復元建物、郷土資料の展示、そしてプラネタリウムと様々なコンテンツがあり一日中楽しめると思いますので足を運んでみてはいかがでしょうか。それではまたお会いしましょう。
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